青森ってどんなところ?
青森のおすすめスポット、風習、お祭りなど青森について紹介します。

生きていながら極楽浄土が見られる青森・仏ヶ浦

2019/09/20

青森の観光スポットと言えば、十和田湖や奥入瀬渓流、世界遺産の白神山地、三内丸山遺跡などが思い浮かぶ人が多いでしょうか。少し詳しい人なら、恐山の名前も出てくるかもしれません。恐山は名前からして少し怖いイメージがあり、私も実はまだ行ったことがありません。そんな私が今回ご紹介したいのが、下北半島の佐井村にある仏ヶ浦。青森駅から電車で約4時間、車でも青森市内から約3時間と少々行きづらいところにあります。北海道からもフェリーを乗り継いで行くような場所。が、そんな時間をかけてでもぜひ行って欲しい青森の観光スポットが仏ヶ浦なんです。

◯仏ヶ浦ってなに?
仏ヶ浦は日本の秘境百選に選ばれている絶景スポットで、この世の景色とは思えないほど美しいことから「仏ヶ浦」の名前がついています。海沿い約2kmにわたって連なる迫力のある奇岩。その岩は真っ白で、元々は海底火山の噴火によって生まれました。それが長年の雨や風、海の波によって削られ、美しい奇岩が作られたのです。どの岩もそれぞれ特徴があり、仏や極楽浄土にちなんだ名前がつけられています。またこの奇岩群の白色と、海の青緑色のコントラストも見どころの1つです。

◯仏ヶ浦の楽しみ方
仏ヶ浦を隅々まで見るには遊覧船がおすすめです。歩いて散策することもできますが、急勾配が多くけっこうな体力が消耗されるので、ぜひ遊覧船に乗りましょう。それに仏ヶ浦のすべてを見るには海の上からが一番。気持ち良い風に吹かれながら絶景を堪能できます。海の上から見る仏ヶ浦は岩の白さも際立ち、まるでたくさんの観音像が立っているようでまさに極楽浄土を垣間見るかのような景色です。そして船に乗ると、もしかしたら野生のイルカを見ることができるかもしれません。私は7月に行ったのですが、その時は運良くイルカたちに会うことができました。船の横をまるで一緒に泳いでいるかのようについてくるイルカはとても可愛かったです。

仏ヶ浦は不便な場所にあるけれど、青森へ行ったらぜひ行って欲しい場所。地元の海産物もとても美味しくて、天気が良ければ北海道が見えることも。自然への畏敬と自然の不思議を両方感じることができる仏ヶ浦は、青森きっての観光スポットです。

関連記事
ライタープロフィール

李内(りうち)さん/女性/年齢:30代/町田市在住/愛知県生まれ。夫と愛犬の3人暮らしのごくごく普通の主婦。仕事はサービス業。趣味は読書、料理、仕事。犬が大好きで愛犬と過ごす時間が何よりの幸せです。