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青森観光で絶対にハズせない!ねぶた祭り

2019/09/16

毎年8月2日から7日まで行われる、青森ねぶた祭り。秋田竿燈祭り、仙台七夕祭りと並ぶ、言わずと知れた東北三大祭りの1つです。ねぶた祭りが開催されるこの6日間だけで観光客が300万人も訪れ、地元の人たちも一気に盛り上がります。幅9m、奥行き7m、高さ5mもの大きなねぶたが何台も目の前を通り過ぎていく様は、まさに圧巻。迫力に圧倒され自然とテンションが上がります。

◯ねぶた祭りに全力を注ぐ青森市民
まずねぶた祭りの時期が近づくと、町のいたるところでねぶた囃子が流れ、浴衣やたすき、笛や花笠が売られて町はねぶた一色になります。地元のニュースではねぶたの製作状況が伝えられることも。友人や同僚の1人や2人は、必ずどこかのねぶた囃子の団体に所属していて、学校や仕事の後に練習へ出かけて行きます。そんな町や人の様子を見て、ますますねぶた祭りに向けての気分が高まっていくのです。そして天候に恵まれるようにひたすら祈って当日を迎えます。

◯ねぶた祭りに欠かせない「鈴の音」
ねぶた囃子は太鼓、笛、手振り鉦の3つの楽器で構成されています。手振り鉦はシンバルを手のひらサイズにしたような、シャンシャンという音を鳴らすための楽器。これがなくてはねぶた囃子は完成しません。太鼓のドンドン、笛のピーヒャラ、手振り鉦のシャンシャン、この音が重なり合った音はまさに青森の夏の音。では「鈴の音」はどこから来るのか?それは、ねぶた祭り参加者である「ハネト」が出す音です。実はハネトたちは浴衣に小さな鈴をいくつも付けています。ハネトがねぶたの周りで跳ね踊るとその鈴の音が鳴り、ねぶた囃子の音に深みが増すのです。また一説には、ハネトが身につけている鈴を手に入れると幸運が巡って来るとも言われているので、鈴はねぶた祭りには欠かせないアイテムのひとつになっています。

ねぶた祭りは青森市民にとって1年で一番大切な行事。ねぶた期間中は毎晩出かける人がほとんどで、今日は同僚と、明日は高校の同級生と、あさっては親戚同士で…と6日間全て楽しみ尽くします。ねぶた祭りのために、業務を通常より早く切り上げる企業もたくさんあり、ねぶた祭りにかける思いが伝わってきますよね。地元の人にとってとても重要な6日間、ぜひ観光客の皆さんも一緒に盛り上がって欲しいです。

※鈴を手に入れると幸運が巡ってくるという説はもちろん地元の人も知っているので、ねぶた祭りに行った際にはぜひ地元のハネトに「鈴ちょうだい!」と気軽に声をかけてみてください。きっと快く鈴をくれると思いますよ。

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ライタープロフィール

李内(りうち)さん/女性/年齢:30代/町田市在住/愛知県生まれ。夫と愛犬の3人暮らしのごくごく普通の主婦。仕事はサービス業。趣味は読書、料理、仕事。犬が大好きで愛犬と過ごす時間が何よりの幸せです。