教えて!オーストラリアの魅力
長く滞在して気付くの本物の魅力を紹介します。

約1万2千人の囚人が収容されていた場所〜タスマニア

2010/09/03

タスマニア:昔収容所であったポートアーサー

タスマニア:昔収容所であったポートアーサー

タスマニアのロンセストンから世界遺産として名が知られている「クレイドル・マウンテン(Cradle Mountain)」へ向かいました。車で約2時間ちょっとくらいの距離で、そこにはそれはそれは高い山々が!これを登るには片道最低でも4時間はかかると言われており、他にもブッシュウォーキングできるようなコースがあるということで、軽く小1時間半くらい歩くことにしました。(とてもじゃないけど往復8時間はキツイ・・・)それにしても空気は澄んでてキレイやし、ギザギザ形をした山頂は神秘的やし、キラキラ輝く湖だってあるし、まるで緑に包まれた宝石箱の中にいるみたい。タスマニアは島の全体の約三分の一がタスマニア州の保護林やオーストラリアの国立公園に指定されているそうで、周りは海岸線沿いだし、まさに自然に囲まれている島なんですね。

さて、次に向かった先はタスマニアで1番大きな都市であるホバート。(Hobart)ロンセストンではそんなに人を見かけなかったが、さすがにここにはいるだろう・・・っと思いきや・・・え?!ここ本当にホバートなの?ってくらい人もいなければ、店も開いてない。今日はクリスマスなのに・・・クリスマスだから開いてないのか?!車を走らせてみるがシーンと静まりかえっている。せっかく牡蠣の養殖場を見つけたが人っ子一人いないし、一体みなさん何処(いづこ)へ・・・?

しかたなくやっと見つけたオープンしている中華レストランに入ってみると、中国人だらけ・・・こんな所にこんなに中国人が!本当にどこにでもいるね、中国人。それにしてもクリスマスというのにディナーがチャーハンというのは、なんだか味気ない・・・日本じゃクリスマスと言えば稼ぎ時なのにね。オーストラリア人は家族と共に家でローストチキンを焼いたりと、ご馳走を作ってクリスマスを過ごすようです。他に開いている場所を中国人のスタッフに尋ねるが、是非カジノに行きなさいっとすすめてくる。イヤイヤ・・・(汗)タスマニアに行かれる時はクリスマスシーズンは避けた方がいいかもしれません。

さて、次の日は「ポートアーサー(Port Arthur)」へ。ホバート市内からさらに南東方面に約100キロ走った島の先端部に位置します。このポートアーサーというのは、刑務所(男性用)があった場所であり、1830年から1877年の47年の間、約1万2千人の囚人がここに収容されていたと言われています。その史跡がまだ残っていて(修復されいるものもありました)見学することができるのですが、ここはもともとイギリス国内で犯罪を犯した人が、流刑民としてシドニーに送られていて、その上シドニーでも更に犯罪を犯した人を収容するために作られたそうです。何だかちょっと怖い雰囲気ではありましたが、実は約15年前にここでオーストラリアで最も史上最悪と言われている銃撃乱射事件が起きたことでも有名な場所となっています。

滞在期間:オーストラリア在住5年(2000年〜2004年)

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ライタープロフィール

Liccaさん/女性/年齢:30代/現在は中国在住/ワーキングホリデーで渡豪。価値観のないオーストラリアの魅力にとりつかれ、その2年後永住権取得。職場で出合ったオーストラリア人男性と結婚し、仕事・家庭・酒飲みに全力投球!いろんな事に挑戦することが好きな好奇心旺盛な三十代女性です。好きな言葉:「出合いのよろこび」