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世界の中心でウルルを叫ぶ〜エアーズロック
2010/08/25
エアーズロック:オーストラリアの原住民であるアボリジニ族の聖地
エアーズロックにはいつでも登れるというわけではありません。そもそもエアーズロックというのは、オーストラリアの原住民であるアボリジニ族の聖地であり、それはおよそ1万年以上も前から大切に大事に守られている場所でもあります。約25年前の1985年に所有権がアボリジニ族に返還されたものの、正直な話アボリジニ族にとっては、自分達のこの聖地なる地に観光客が訪れることを嫌がっているそうです。
っというのも、もともとはアボリジニ族の間でも文化的、宗教的な儀式意外にはエアーズロックに登ることが許されなかったそうで、世界自然遺産に認定され、観光地化されてしまってからというのも、世界各国から観光客がやってきては聖地にズカズカと入ってこられるわけで、登山中に転げ落ちて亡くなった方もいると言うからやはり登ることは好ましくないと、数年前にエアーズロックに登ることができなくなるかも?!と日本のニュースでもやっていました。
現在は登ることができるようなのですが、閉鎖している日の方が多いそうで、登れるための条件としてまずその日の最高気温が36度以下であること、風邪が強くないこと、雨が降ってない(降らない)こと、アボリジニ族の何らかの儀式が行われていないことなどなどたくさんの条件をクリアーしてないと登ることができません。なのでいつでも登れるというわけではないのです。
私は運良く登ることができたのですが、頂上まであと少しという所で強い風邪が吹いてきて危うく帽子を落としそうになりながらも約1時間半で到着!いや〜バンザイ!!感動ものです!ここからの眺めは何と言葉でいい表していいのかわかりません。見渡す限り赤土の砂漠、そして遠くには岩群が見え、間違いなく私は今オーストラリア大陸の中心にいるんだ!本当に本当に世界のオヘソ、地球のオヘソにいるだね。そう思うと下りる気になれなくて、しばらくボ〜っとして遠くを眺め景色に浸っていると、ハアハア〜ゼーゼー言いながら、我々仲間の5人分の水を持たされた友人が最後に到着。
ちなみにエアーズロックのことをアボリジニ語で「ULURU」(ウルル)と言うそうで、みんなで最後に「ウルル〜!!!」っと頂上で叫びました。実は登るよりも下りる方が怖いともしらずに・・・
滞在期間:オーストラリア在住5年(2000年〜2004年)
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Liccaさん/女性/年齢:30代/現在は中国在住/ワーキングホリデーで渡豪。価値観のないオーストラリアの魅力にとりつかれ、その2年後永住権取得。職場で出合ったオーストラリア人男性と結婚し、仕事・家庭・酒飲みに全力投球!いろんな事に挑戦することが好きな好奇心旺盛な三十代女性です。好きな言葉:「出合いのよろこび」