ニュージーランドってどんな所?
ニュージーランド在住の山下さんが住んでいる視点でニュージーランドの魅力を紹介します。

永住したいんだけど。

2011/01/27

観光や仕事じゃなくて、ずっとず〜っと外国に住みたいんだけど…という場合、ニュージーランドはほかの外国よりも門戸が広いかもしれません。

というのは、ニュージーランドは永住資格に点数制をとり入れている国だからです。つまり、点数が満たされれば、永住権はもらえる可能性があるということ。ほかの国では自国民との結婚や、多額の投資などが必要になる場合(そういうカテゴリーもありますが)があるようですが、ニュージーランドではそれ以外の人でも可能性があるのです。

ただ、誰でもどうぞというわけではなく、それなりの技術を持っているほうが有利になります。ところが、これがユニークで、高レベルの資格や技術というわけでなく、ニュージーランドで現時点、必要とされている技術であればよいのです。ちなみに、小耳にはさんだところによると、今は車の整備関係技師、調理師、マッサージ師などが不足しているそうです。逆に医者でも内科は人材が足りており、さらにはニュージーランドの医師免許がないと意味がないとか・・・。

さて、申請できるのは55歳以下で、IELTSと呼ばれる英語のテストで6.5ポイント獲得する必要があります。そこが初めの第一歩。IELTS6.5ポイントといわれてもさっぱり?一説によると英検準1級程度らしいです。試験の形態が違うので、完璧な比較とはいえないとは思いますが。

この最低条件をクリアしたら、晴れて申請できることになります。そこでの審査基準について簡単に説明しましょう。

・年齢 (20〜29歳が最高点で30点、加齢とともに減少)
・NZでの雇用 (NZ国内ですでに1年以上勤務で60点、1年未満または就職内定で50点)
・就労年数 (どこの国でもよく、10年以上で30点、2年以上で10点)
・資格・学歴 (学位やNZでの認定資格 50点)
・家族 (NZに家族がいる 10点)
・不足している技術、へき地勤務などでいろいろ加点あり

これらに加え、NZでの学歴、就労経験も有利な点数が加算されます。

その合計が今現在のところ140点以上(人口の流動によってこの点数は変動するそうです)であれば永住権が取得できるというわけです。ちょっと計算してみます?

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ライタープロフィール

山下なおこさん/女性/年齢:30代/ニュージーランド滞在(16年以上)、自然と素朴な料理が好きな女性です。