ニュージーランドってどんな所?
ニュージーランド在住の山下さんが住んでいる視点でニュージーランドの魅力を紹介します。

健康マニアとジャンクフードラバー!?

2011/01/05

さて、日本料理といえば何を思い浮かべるでしょう?
スシ、天ぷら、スキヤキ。

じゃ、中華料理は?
マーボー豆腐、酢豚、しゅうまい。

イタリアン?
スパゲッティ、ピザ、オリーブ。

では、ニュージーランド料理といえば?ニュージーランドに行ったら、何が食べたい?

なかなか、思いつかないですよね、ふつうは。では、一体ニュージーランドの人々は何を食べているのでしょうか?

羊の多さからラム肉を頻繁に食べているようなイメージがあるかもしれませんが、そうでもないのです。もちろんラム肉も当たり前にスーパーマーケットでは販売されていますが、それほど日常的ではありません。というのは、ラム肉のほうが牛肉や豚肉、鶏肉と比べるとやや高いからです。

では、ごく一般的な食事というと・・・。

・スパゲティ・ボログネーズ(いわゆるスパゲティ・ミートソース)
・マカロニチーズ(マカロニグラタンのマカロニが多い版)
・ソーセージとマッシュポテト(すっごく太くてジューシーなソーセージ)
・ローストのお肉とお野菜
・BBQとサラダ
・焼いたお肉に温野菜3種
・フィッシュアンドチップス(白身魚の天ぷらとポテト)

これがニュージーランドのごくありふれたメニューです。ニュージーランド人はみんなこれを毎日食べています!!

簡単で、ほとんど手がかかっていない。ワンプレート・ディッシュばかり!

ちなみに、わたしの友だちがホームスティしたところなんかは、「朝は包丁も火もつかわない」というお宅だったそうです。

朝食はシリアルにミルクかヨーグルトをかけたもの。あるいはトーストにバターとジャム。ランチボックスはパンにハムとスライスチーズをはさんだサンドイッチ、それに果物丸ごと1個にクッキーなど。

ほら、包丁も火も使わないでしょ。

また、週に一度は夕食をテイクアウェイや外食、そしてオーブンで温めればよいだけの冷凍ピザなどもよくテーブルにあがるので、キッチンはピッカピカというお宅が少なくありません。

これがやや貧乏になると、缶詰のベークドビーンズやスパゲティなどを食べることも多く、手が込んでいないどころか、野菜が少なく健康とは程遠い食生活を営んでいるようでした。

ニュージーランド人はろくなものを食べていない・・・・。

・・・・とわたしは20代まで信じていました。ところが、30代を過ぎ、つき合う人間の種類が変わると、ニュージーランド人の中には「超・自然派」な人がたくさんいることに気がついたのです。

自然派どころか健康マニア!こんな人が意外とたくさんいるのです

パンもパスタもすべて手作り、自家製野菜かオーガニックの食品しか購入しない、牛乳は身体に悪いから豆乳しか飲まないとか、オイルの種類に異常にこだわるとか、漂泊は身体に悪いから白パンは食べないとか、あげくの果てには小麦粉は身体によくないから米粉製品しか使わないとか・・・・。

ここまで来ると、もうさっぱり分からない!

そんな健康マニアが相当数いるのです。はっきりいって、ニュージーランドの人たちは両極端!

お陰で、以前はパーティやおよばれに何を持参しても気にならなかったけれど、今では訪問先によっては何も持っていけなくなってしまいました・・・。

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ライタープロフィール

山下なおこさん/女性/年齢:30代/ニュージーランド滞在(16年以上)、自然と素朴な料理が好きな女性です。