ニュージーランドってどんな所?
ニュージーランド在住の山下さんが住んでいる視点でニュージーランドの魅力を紹介します。

不動産屋の広告

2011/02/18

日本で中古住宅の販売のチラシを見ると、間取りがドーンと出ていますよね。外観写真などはなく、間取りの見取り図だけが印刷されていたような気がします。不動産関係の雑誌や不動産屋に直接出向けば外観の写真もあったかもしれないけれど、ポストに投函される広告にはなかったような。

ところが、ニュージーランドの不動産屋の広告は何よりも住居の外観のカラー写真がメイン。そこに地名と価格が大きく印字されているだけで、間取りはありません。一応、説明文には土地の面積と部屋数(3LDKなど)が記載されていますが見取り図はないのです。不動産屋に出向いても、新築建売住宅出ない限り間取りはあえて用意していません。

「間取りって、すごく知りたい部分だと思うけど。間取りのことわかんないじゃん、これじゃ」とわたし。
「外観を見ていいなと思ったら、不動産屋に頼んで中を見せてもらえばいいことじゃん」と地元の人。

そういわれてみればそうかもしれませんが、実際に出向く前に、勝手にあれこれ想像したいと思ってしまうのですが、どうでしょう。まぁ確かにベッドルームの数さえわかれば、その配置がどうであっても大した問題ではないかもしれませんけど。

ちなみにどんなふうに公告されているのかというと…

「ロマンチックな自然の館」プライベート(隣と距離があるということ)、日当たりのよい隠れ家、広々としたファンキーなおうち。台所とベランダからの景色最高、大きなダブルの寝室からは海が一望でき、ほかにシングルの寝室が2部屋。2台を容易に駐車できるよいパーキングスポットあり。お見逃しなく!

ってな感じです。

ちなみに上記のお宅は2800万円くらいです。写真を見る限りでは、ログハウスのようなロマンチックな雰囲気で、周囲をうっそうとした木々に囲まれており自然の中のまさに隠れ家って感じ。う〜ん、ちょっと見に行ってみようかな…

ということで、別に間取りをのせる必要なんてまったくないのかもしれません。

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ライタープロフィール

山下なおこさん/女性/年齢:30代/ニュージーランド滞在(16年以上)、自然と素朴な料理が好きな女性です。