ニュージーランドってどんな所?
ニュージーランド在住の山下さんが住んでいる視点でニュージーランドの魅力を紹介します。

長い、長すぎる連続ドラマ

2011/02/16

ニュージーランドはほんの十数年前まではチャンネルが2つしかありませんでした。その後、徐々にふえて今では10個近くにはなっていますが、自分の国で制作したものではなく、アメリカやイギリスなど海外の番組を購入して流している時間が結構あります。

そんな数少ないニュージーランドが制作する番組の中で、長寿番組として親しまれているドラマがあります。「ショートランドストリート」というドラマなのですが、なんと1992年からずっと続いている連ドラなのです。しかも、月曜から金曜までの毎日午後7時から30分間も!日本の長寿番組の水戸黄門のような一話完結ではなく、話も一応ずっと続いているのです。継続して出演している俳優もおり、ドラマとともに成長?、老けて?いく姿が見られます。

一応、シーズンで区切りをつけているようですが、3カ月など長く途切れることはなく、年末年始などのホリディシーズン以外はひたすらずっと毎日放映されています。

内容は、ショートランドストリート病院を舞台にオフィスの人間関係や恋愛、意外な事件などが繰り広げられるというもの。派手な盛り上がりはなく、非常に淡々としたドラマですが、ニュージーランドの日常を垣間見ることはできるかもしれません。そのごくありふれた雰囲気に、はまってしまう人も多いようです。わたしははまっていませんが…。

ちなみに、もうひとつニュージーランドで長期放映されているドラマがあります。こちらはイギリスの長寿ドラマで「コロネーションストリート」。1960年から続いている恐ろしく長い連ドラです。義父はこのコロネーションストリートの大ファンで、「ショートランドストリートなんか二番煎じで、ひよっこの見るものだわい!」といっています。

ともあれ、日本でも、びっくりするくらい長〜い連続ドラマがあればいいのに。赤ちゃんだった子役が20歳になるまで出続けるなんてドラマなんて、見てみたい気がします。

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ライタープロフィール

山下なおこさん/女性/年齢:30代/ニュージーランド滞在(16年以上)、自然と素朴な料理が好きな女性です。