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サレントのコーヒーツアー

2018/07/19

コーヒーの木

コーヒーの木

サレントの一番の名物はコーヒー。村の周りには小さなコーヒー農場がいくつかあり、コーヒーツアーを主催している宿が多いです。

コーヒーツアーでは、コロンビアでのコーヒー栽培の歴史や、コーヒーの木についてのトリビア、コーヒーが食卓に届くまでの焙煎過程を学ぶことができます。せっかくコーヒー王国に来たのだからと、参加してみることにしました。

わたしの泊まっていた宿ではコーヒーツアーを開催していなかったので、サレントで知り合った人たちの宿「プランテンハウス」のツアーに参加しました。外部の人でも問題なく参加できるとのことです。ツアーは英語かスペイン語。午前中が英語ツアーで、午後がスペイン語ツアーです。

午前中の英語ツアーは、宿のオーナーのイギリス人男性が、コーヒー農場のオーナーでもあり、彼の農場を案内してくれる、というスタイルでした。彼が説明してくれたところによると、世界のコーヒー豆には大きく分けてアラビカとロブスタの2種類あり、アラビカは栽培に時間がかかる上に1本あたりから採れる豆の量も少ないのですが、味はロブスタよりも数段上。コロンビア産のコーヒーはほとんどがこのアラビカだそうです。

しかし近年、お金になるロブスタを栽培させようとする政府と、アラビカ豆の伝統を守ろうとする農場主の間で葛藤があるのだとか。

意外なトリビアとしては、コロンビアのコーヒー生産量は世界第3位。1位はブラジル、これは妥当な感じがしますが、第2位はなんとベトナムだそうです。

コーヒー農場を抜けてコーヒーの焙煎場まで行きます。ここではコーヒーの焙煎過程を、実際に目の前で実演してもらえます。20分くらいで、皮むきから豆を挽く行程までできてしまいます。もちろん少量の豆だったのもありますが、意外と手早く焙煎できるのにびっくりしました。

最後は、目の前で挽いてもらった豆でコーヒーを入れてもらい、みんなでその場で飲みます。挽きたてのコーヒーはとても香り高く、格別の味がしました。

淹れたてコーヒー

淹れたてコーヒー

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。