コロンビアってどんな所?
「コロンビアの気候と適した服装」「コロンビアの治安」「コロンビアの通貨と、注意したいこと」「コロンビアの物価感覚」「コロンビアでお土産を買うなら」などコロンビアについて紹介します。

コロンビアの気候と適した服装

2018/04/20

コロンビアの料理

コロンビアの料理

コロンビアは赤道のあるエクアドルの南に位置する国で、そう考えると暑いだけの国、というイメージがあるかもしれません。

しかし中央部はかなりの高地で、例えば首都のボゴタの標高は2800メートルもあります。そのため昼間は日差しがきつく暑いくらいなのですが、朝晩はめっきり冷え込み、ちゃんとした防寒着を持っていないと外を歩けないほど寒いです。高地なので、夏でも夜はひんやり涼しいということです。

1月下旬のボゴタの夜の体感気温は8−9度ほどでしょうか。それほどまで冷え込むとは想像しておらず、まともな防寒着を持っていかなかったわたしは、とにかく手持ちの洋服を重ね着してしのぎました。

第2都市のメデジンは標高が800メートルで、日中はボゴタと同じように日差しがきつく暑いですが、夜の冷え込みはそれほど強くありません。半袖1枚で1日中過ごせる気候です。

コーヒー地方と呼ばれるメデジンからアルメニアにかけてのルートも、昼間の日差しは強いですが夜はひんやりしています。コーヒーを作るには日中の寒暖差が重要なので、まさにコーヒー栽培に適した気候と言えるでしょう。

インカ時代の遺跡で有名なサン・アウグスティンはジャングルの中にあり、雨季にはかなりまとまった量の雨が降ります。雨具や、濡れてもすぐに乾くタイプの服が必須でしょう。

反対にカルタヘナやサンタマリア、バランキアなどの海岸地方では、年中暑く湿度が高いため、冬でも余裕で海水浴が楽しめます。寒いのが苦手な人は、コロンビアでは低地の海岸地方に行くといいですね。

こういった具合に、行き先によって気候ががらりと変わるのがコロンビアの特徴。そのため、様々な地域への訪問を計画しているのであれば、熱帯気候に合わせた半袖・短パンなどの軽装、高地の寒い夜に備えて暖かいジャケットや靴下、雨具、サンダルから山歩きもできるようなスニーカー、などバラエティに富んだアウトフィットを用意していくことをおすすめします。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。