コロンビアってどんな所?
「コロンビアの気候と適した服装」「コロンビアの治安」「コロンビアの通貨と、注意したいこと」「コロンビアの物価感覚」「コロンビアでお土産を買うなら」などコロンビアについて紹介します。

心優しいコロンビア人たち

2018/06/13

治安の良し悪しと人のフレンドリーさは比例関係にある、と思うのはわたしだけでしょうか。治安が悪いほど人が優しく気にかけてくれ、治安がいいほどそっけない気がするのです。

コロンビアの治安は全体的に悪く、特に都市部での夜の一人歩きは男性でも危険です。そして道に迷ったとき、誰に質問しても100%以上の力で答えてくれます。ときどき目的地まで一緒に歩いてくれたりします。観光地では知らない人がニコニコ話しかけてきて、観光地について説明してくれ、何の見返りも求めず去っていきます。

それを一番実感させられたのは、ある晩メデジンのバスターミナルに着いたときのこと。夜10時を回っていたので、タクシーで予約してあったホステルまで行くことにしました。

そこでコロンビア人の中年カップルを掴まえて、自分のホステルまでタクシーでいくらかかるか、ホステルの住所を見せて聞きました。(ドライバーにぼられないようにいつもこうするのです)

無事ホステルに着き、オーナーのおばさんと話をしていると、誰かがホステルの固定電話に電話をしてきました。オーナーは電話を切ったあと、「日本人の女の子は無事着いたかって聞かれたんだけど、何か心当たりある?」とけげんそうに聞いてきました。女の人の声で、わたしくらいの歳の感じ、とオーナーが言ったとき、「あ、バスターミナルのカップルの女性の方だ!」と気がつきました。

タクシーに乗る前に、そのカップルにホステルの住所と名前を見せたので、その情報から電話番号を割り出して、安否確認をしてくれたのでしょう。その晩わたしがどこに泊まるかを知っていたのは、バスターミナルのカップルしかいません。

数々の国や場所を旅行してきましたが、こんな経験は初めてでした。最後まで見ず知らずの旅行者の面倒を見るような人たちなんて、会ったことがありません。その場で親切に道案内をしてくれても、その旅行者の安否まで気にかけるなんて、なかなかできないことです。

この経験に、コロンビア人の最強のホスピタリティを見る気がします。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。