- コロンビアってどんな所?
- 「コロンビアの気候と適した服装」「コロンビアの治安」「コロンビアの通貨と、注意したいこと」「コロンビアの物価感覚」「コロンビアでお土産を買うなら」などコロンビアについて紹介します。
コロンビアの治安について
2018/04/26
とにかく危険なイメージがついて回る中南米の中でも、コロンビアは危険度が高い国と思われています。実際10年ほど前までは観光客を狙った犯罪が多発し、外国人女性がひとりで旅行するなど考えられない国だったようです。
現在はその治安もだいぶ改善したと言われています。しかし実際に街を歩いてみると、まだまだ緊張感が漂っているのが分かります。
特に首都のボゴタは危険な地区が多く点在している街です。悪いことに、多くのバックパッカーが宿泊するラ・カンデラリア地区は、夜は男性でもひとりで歩かない方がいい地区と誰もが忠告します。街灯も少なく、狭くて暗い路地が入り組んでいて、そのためか夜9時以降は人通りがまったくなくなります。
わたしも実際にこの地区の宿に泊まったのですが、宿の情報ノートには「暗闇強盗に逢いました」という書き込みがたくさん見られました。こんなことは、他の国の都市ではありえなかったので、かなり神経質になってしまいました。
ラ・カンデラリア地区以外にも、Calle19のあたりは夜は近づかない方がいい場所です。わたしの友人はここで夜間強盗に遭い、携帯、財布、靴まで身包みはがれたそうです。
昼間でも、人気がない道は歩かない方が無難です。また、昼間人が歩いている道でも強盗に遭い、周囲は誰も助けてくれなかった、という書き込みも目にしました。
コロンビアで2番目に大きい都市、メデジンも危険な街として知られていますが、メデジンは旅行客の泊まるエル・ポブラドという地区は比較的安全です。セントロと呼ばれる地区は、夜はかなり危険だということです。
第3の都市、カリにはわたしは立ち寄らなかったのですが、行った人の話によると、どこでもかなりピリピリした空気を感じるそうです。
反対に田舎、例えばサレントやグアタペといった町では、夜に女性ひとりで歩いていても、まったく危険を感じませんでした。小さな町なので、常に近所の人の目があるためでしょうか。
結論すると、コロンビアの大都市に滞在する際は、十分過ぎるほど気をつけることをおすすめします。
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そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。