みんなの五つ星旅行記
なんて旅は良いんだろう。思い出に残ったとっておきの旅行記を紹介します。

中国で見た「日本」のこと

2011/06/14

インターネットで規制あり

インターネットで規制あり

2010年9月に起きた、尖閣諸島沖の海上保安庁の巡視船と中国漁船の衝突事故によって、一気に日中関係に緊張が走りました。中国で起きた反日デモも大々的に日本で報道されて、中国への渡航ツアーも一部でキャンセルが相次いだというニュースも。

そんな中、中国に入国したわけですが、まず、日本人だからと身の危険を感じた経験はゼロ。たまたま行き先が広東省であり、その後に広州アジア大会を控えていたのもあってか、中国当局が"許可制"の反日デモを許すわけもなく、世界から見てイメージダウンにつながるような行為に目を光らせていたのもあったのかな、とも。

では、中国で日本はどのように報道されていたかというと・・・ほぼ何も報道されていなかった、というのが実情。実際、10月下旬に中国で見たニュースは「世界バレー」で活躍する中国チームの試合のみ。尖閣諸島については一切なし。ちなみに、上海万博が閉幕した時には"万博おばさん"として万博に毎日通って有名になった愛知県の主婦は紹介されていました。

あと、ちょうどこの時期、ベトナム・ハノイで日本と中国の首脳同士の会談がキャンセルになって日本では大変な騒ぎとなり、あとで10分程度の立ち話のみが実現して終わり、といったニュースが、ホテルで見たNHK、そして「Yahoo!Japan」などで知りましたが、中国ではもしかして何も報道されていなかったかもしれません。

ちなみに、中国では「Twitter」や「Facebook」にはアクセスできません。海外にサーバーがある場合のみ、アクセスできるようですが、通常のホテルなどではダメ。また「YouTube」も見られません。中国当局の情報規制です。でも一方で、日本のNHKが映る場所があり、「Yahoo!」や「mixi」などにはアクセスできるので、完全には情報をシャットダウンできてないな、と思いました。事実、NHKでは中国関連の報道がずっとトップニュースだったのを中国でずっと見ていたわけですから・・・

その他、実際に中国人の若い子たちと話してみると、日本への感情はいいようです。子どもの頃には"教育"されたようですが「日本があこがれ」という若者もけっこう多いんだなといつも感じます。

旅行時期:2010年10月〜11月

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。