みんなの五つ星旅行記
なんて旅は良いんだろう。思い出に残ったとっておきの旅行記を紹介します。

中国/空港から市内へのリムジンバスも「中国」テイスト

2011/04/29

大連に行った時、空港から市内中心部へのアクセスは、お迎えの車が来てくれたのでただ乗っただけでしたが、北京の場合、ほぼ観光だったので、自分で動かないといけません。ホテルまでリッチにタクシー、というわけにもいかず、ホテルに最も近いのが、北京駅の地下鉄で1つ隣りの駅だったので、リムジンバスを利用することにしました。

実は、1ヶ月近く欧州に滞在した後、日本に帰国して中1日で北京にやってきた私。時差ボケはもちろん、欧州にいた感覚で中国に降り立つとダメでした。まず、欧州では当たり前だった「レディーファースト」の習慣はありません。リムジンバスに乗る際、スーツケースを持っていくと、バスのスタッフは「自分で乗せろ!」と命令です。イタリアでは、男性が率先してスーツケースを持ちあげてくれたというのに、大違い。

バスは快適、と思いきや、7月の暑いさなか、エアコンが壊れていたようで、暑くてたまらず、窓を開けると排気ガスをはじめとした中国の汚い空気が入ってきて、もういきなり最悪です。

そして、北京駅に向かう途中、自分の泊まるホテルが見えました。でも、ここはリムジンバスの停留所じゃないと思っていたら、誰かがいきなり中国語で運転手に何か言ってバスを停め、降りるじゃありませんか。思わず便乗して、私もバスから飛び降り、スーツケースを自分で引っ張り出しました。これで地下鉄1駅分が丸々浮いて、降りた地点から歩いてホテルにたどり着けたわけですが、運転手に何か言えばバスを停めることもできるのか、と1つ覚えた気がしました。

でも、バスを降りた途端、たくさんの人たちに囲まれ、脱出するのにちょっと時間がかかりました。物盗りというより何か売りつけようとしている雰囲気でしたが、関わらないほうが賢明なのは直感でわかったので、中国語の話せない自分は、英語で「No!No!」などと叫んで逃げてきました。

帰りも、北京駅の前からリムジンバスに乗りましたが、この時は中国語が堪能な日本人の友人がバス停まで一緒だったので助かりましたが、バスが30分以上遅れていて空港への到着がギリギリ、ちょっと冷や汗をかきました。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。