みんなの五つ星旅行記: なんて旅は良いんだろう。思い出に残ったとっておきの旅行記を紹介します。

中国の車事情「レンタカーで運転できません」

2011/03/30

海外でレンタカーを借りて旅行する人はけっこういると思います。私自身、オーストラリアとイタリアで、レンタカーを借りて運転した経験があります。全国の運転免許センターなどで発行してくれる「国際免許証」を持ち、それぞれの国の年齢制限などをクリアすれば、世界のほとんどの国で車やバイクを運転することができます。

しかし、国際免許証を持っていても、車を運転できない国もあります。その1つが、中国です。中国では基本、外国人が車を運転することを禁止しています。

そのため、現地の中国人が運転する車に乗せてもらわない限り、車での移動はできません。中国国内の移動は、飛行機、鉄道、バス、タクシーになります。

さて、中国の「車」は、運転はできないものの、いろいろ注意する点があります。

まず、交通マナーはおそらく「最悪」です。田舎はよくわかりませんが、都会ではマナーを守らない車がたくさん走っています。たとえば、上海万博で列に並ばずに横入りして殺到する中国人が悪い評判で話題になりましたが、まさに中国人のマナー問題は、車の運転にもそのまま反映されています。

たとえば、信号を渡る際も注意が必要です。青信号ならOKですが、あちらが黄信号なら突っ込んでくる可能性｢大｣です。

そして、信号でいくら待っていても車が途切れない、おかしいなと思ったら、信号そのものが点灯せずに消えたままだったことがありました。この場合、隙を見て渡るしかありません。現地の中国人は慣れていて上手に道路を横切っていくので、観察して同じように渡るしかないです。恐ろしいことに、1、2日経つと慣れている自分がいました。

また、路面電車の軌道上も、たとえ停留所であっても、車は混んでいるとその上を通っていきます。「そんなに焦っても・・・」と思うのですが、お構いなし。もたもたしていると、大きなクラクションを鳴らされます。さらに、指示器を出さない、強引な追い越し、割り込みなども日常茶飯事で、日本の比ではありません。

一度、大連のケンタッキー・フライドチキンの前で、大クラッシュをしている高級なベンツの車を見ました。現地在住の友人に聞くと、やはり交通事故も多いとのこと。それでも懲りないのが中国人です。

ライタープロフィール

AKIさん／女性／年齢：30代／大阪府在住、自己紹介：日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。