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中国/大連で感じた「ロシア」文化
2011/04/08
中国 大連 旧ロシア人街
大連には、日本人が遺した建物のほかに、ロシア人の名残が感じられるスポットもありました。「旧ロシア人街」です。日本が占領する前、ロシアに支配されていた時代の雰囲気を感じることができます。
旧ロシア人街の特徴は、タマネギのような屋根の建物。日本ではなかなかなじみの少ないロシア風建物は、どれも一見の価値があって、大通りにたくさん建ち並んでいます。ただ、あまりにきれいに整備されているので、ガイドの方に聞いてみたところ「2000年ごろに復元された」とのことでした。
かつて、大連にいたロシア人居住区だったエリア。しかし今は、ロシア人たちはまったく住んでいないようですが、観光客らしきロシア人たちをたくさん見かけました。
特におすすめなのが、大通りの一番奥にあった旧大連市自然博物館です。ここは、ロシア時代はダーリニー市役所、日本時代は満鉄本社、ヤマトホテル、満蒙資源館だったそうです。ちなみに、大連をロシアは「ダーリニー」と呼んでいました。
また、旧ロシア人街の入り口にあった大連芸術展覧館も、外から見ただけですが立派でした。かつて東清鉄道の建物だったそうで、今は中国人アーティストのたまり場、個展などが開かれているとのこと。ちなみに、まったく同じ建物が、大連市と姉妹都市である福岡の北九州市にある門司港にも存在するようです。一度、門司に行った時には見てみたいものです。
通りでは、ロシアの伝統的な「マトリョーシカ」やロシア人形などもたくさん売られていました。ただ、本当にロシア製なのかは、どれも疑問でした。結局、あやしくて買わずじまいでしたが、どうしてもマトリョーシカが欲しい場合、しっかり商品を見て調べて買った方がいいようです。でないと、特に日本人は、どこでもそうなのですが、ニセモノをつかまされて、騙されてしまう可能性がありますから。
旧ロシア人街の場所はわかりやすく、大連駅から路面電車が走る長江路に沿って北東に進み、鉄道をまたいでかかる勝利橋(旧日本橋)の先です。
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AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。