みんなの五つ星旅行記
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中国人妊婦に「電磁波」は御法度!

2011/04/18

日本でもお腹の大きな妊婦さんを街で見かけることはありますが、携帯電話やパソコンなどを一切していないという妊婦さんは、ほとんどいないのではないでしょうか。

しかし、中国人の間では、パソコンや携帯電話などから発する「電磁波」が、妊婦の体に悪影響を及ぼす、胎児が奇形や流産で産まれてくる可能性がある、とどうも考えられているようです。

以前、大連で訪問したとあるオフィスで、妊婦さんが2人いました。彼女たちは2人とも、パソコンでの仕事を一切せず、「電磁波防護」のエプロンを身につけていました。エプロンといっても、外見は普通のエプロンにしか見えませんでしたが、電磁波から妊婦の身体を防護するようです。

しかも、カメラで彼女たちを撮影することもダメでした。聞いてみると、カメラのフラッシュが妊婦の身体に影響を及ぼすから、とのこと。ここまで来ると、さすがにちょっと警戒しすぎなんじゃないか、と思わなくもありませんでしたが、日本と中国の文化の違いなので、郷に行っては郷に従えで、仕方ないことですね。

日本でも、レントゲンなどを受ける時、妊婦さんはダメだよ、とは聞くことはありますが、中国での警戒レベルはビックリさせられました。

電磁波といえば、携帯電話やパソコンだけでなく、電子レンジや冷蔵庫からも発せられているようで、中国では、妊婦さんはピリピリしていて、妊娠初期の頃からこの「電磁波防護」エプロンを身につけているとのことです。もし、中国の街を歩いていて、エプロンのようなものをつけている人がいれば、お腹が大きくなくても妊婦さん、ということです。

最近では、若い中国人ママに合わせてか、普段着に使えるおしゃれな電磁波防護のエプロンも登場しているようで、さらに、腹帯も、普通の腹帯と電磁波防護の腹帯の2種類が中国であるようです。このエプロン、1万円ほどするものもあるとかで、しかも電磁波だとその影響もまったくわからず、詐欺じゃないのかと思わないこともありませんが、中国の1人っ子対策に合わせて、子どもを大事にする時代なので、価格はそれほど関係ないようです。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。