ドイツってどんな所?
ベルリン在住のMIKIさんがドイツについて紹介します。

ドイツ照明の美しさ

2013/10/20

ドイツ照明の美しさ

ドイツ照明の美しさ

ドイツ人は間接照明を好みます。煌々と光る蛍光灯を使用しているのは学校やオフィスくらいでしょうか。

蛍光灯の光を嫌い、間接照明をすごく上手に使いこなすのはドイツ人のすばらしいところです。暖かみのある柔らかな光は夕方から夜にかけてリラックスした時間を過ごすためにとても大事です。

ホームパーティーにお呼ばれしても、すごくセンスの良い照明の使い方をしているので関心します。意識しないと見過ごしてしまいますが、照明による空間の作り方は個性が出ていると思います。

カフェやバーでもメインの蛍光灯は使われていません。間接照明の優しい光を使って暖みのある空間を演出します。ベルリンには店内がけっこう薄暗いカフェやバーが多いです。暗すぎるところも...。蛍光灯の光に慣れている日本人は最初は「暗すぎる!」と感じ落ち着かないかもしれません。しかし慣れて来ると心地よく感じるようになります。

確かにデスクワーク以外で蛍光灯の光を欲する機会って実はあまりないんですよね。本を読む時くらい?それも近くにスタンドライトがあれば十分です。食事もある程度の光が必要ですが、食卓の上にキャンドルがあれば暗いと感じることはありません。

ドイツにはおしゃれな間接照明もたくさんあります。DDRデザインのインテリアショップやアンティークショップ、フリーマーケットでは古くておしゃれなキャンドルスタンドやスタンドライトが見つかります。シャンデリアが道に落ちている事も....デザイナーズショップやIKEAだけじゃないんですね。上手に古いものを取り入れおしゃれに見せるセンスは素晴らしいと思います。

薄暗くても満足できるというのはエコなことでもあります。ベルリンの街中も煌煌とした明かりはありません。パリから帰って来た時に「こんなにベルリン暗かった?」と思わず人に訪ねてしまいました。ベルリンの夜はお店も閉まってしまうので、街頭のオレンジの光が薄暗く光っているだけなのです。

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ライタープロフィール

MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。