ドイツってどんな所？: ベルリン在住のMIKIさんがドイツについて紹介します。

ベルリンの電車の乗り方

2013/09/29

ドイツの電車の乗り方

海外での電車の乗り方は日本と違う場合が多いです。旅行で初めて訪れると勝手の違いに戸惑ってしまうことってありますよね。ここではベルリンの電車の乗り方について説明していきたいと思います。

ベルリンの駅には改札がありません。「改札がないの？無賃乗車できるってこと？」と疑問に思うかもしれませんが、答えはノーです。切符は多くの場合買ったほうが良いでしょう。

ベルリンの駅には改札はありませんが、ほとんどの人がまじめに切符を買います。ドイツ人はまじめだからというわけではなく、理由は他にあります。コントローラーと呼ばれる切符をチェックする人々が定期的に車内を回って来るのです。

コントローラーは電車のドアが閉まり、乗客が逃げられない状況になったところでさっと現れます。「切符を用意してください」と全員に聞こえるような声で指示し、車両の端から端まで一人一人の切符を見て回ります。

コントラーが現れると、車内の空気が一気に張り詰めます。コントローラーに無賃乗車が見つかってしまうと、40ユーロの罰金を払う事になるからです。コントローラーはいつも見回りにくるわけではありません。

「最近はコントローラーがいないな。切符買わなくて良いか。」などと気を抜いていると、運悪くコントローラーが現れたりするので気をつけてくださいね。隣のシートに座っている私服を着たおばさんがコントローラーだった！なんてこともあります。コントローラーは制服を着ていない時もあり、他の乗客との見分けがつきません。

ベルリンのS-Bahn、U-Bahnホームには券売機があります。そこで切符を購入し、日付けスタンプを押します。日付けスタンプを忘れてしまうと、切符を買っていないのと同じなので忘れないように注意しましょう。期限切れの定期券やスタンプを押し忘れた切符は罰金の対象になります。

ベルリンのABチケットは2.40ユーロ（2013年5月現在）、2時間有効（往復不可）です。

ライタープロフィール

MIKIさん／女性／年齢：20代／ベルリン在住／海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。