ドイツってどんな所?
ベルリン在住のMIKIさんがドイツについて紹介します。

ドイツのイースターの過ごし方

2013/10/03

ドイツのイースターの過ごし方

ドイツのイースターの過ごし方

雪が溶けてやっと暖かくなると、すぐにイースターの季節です。イースターは3月下旬から4月上旬にかけて。ドイツ語ではオースターン(Ostern)と言います。

イースターは復活祭のことです。キリスト教の祝祭日です。キリストが亡くなった後この世によみがえったことを祝います。キリスト復活の象徴として、新しい生命の象徴として「卵」がよく使われます。卵形のチョコレートはイースターの定番です。

ドイツでも他のヨーロッパ諸国やアメリカ同様に、キリスト教の祭日は国民の祝日としています。ドイツ人の多くは熱心なキリスト教徒ではありませんが、イースターを伝統行事として楽しんでいます。イースターの期間は会社も学校もお休みです。お店も閉まってしまうので、イースターが始まる前日のスーパーマーケットは大混雑しています。

ドイツではこの連休に家族が集まり一緒に楽しい時間を過ごします。イースターといったらチョコレートですね。イースターが近づくと、スーパーマーケットでもイースター用のチョコレートの販売を始めます。卵やウサギの形のチョコレートを家族や友人にプレゼントします。

子供達が楽しみにしているイースターのイベントは「エッグハント」です。エッグハントとは野外に隠された卵を探すゲームです。イースターの朝、ドイツ人の家庭では家族全員が庭に出て卵探しを始めます。大人も子供もエッグハントに夢中になります。卵以外にもチョコレート、キャンディーやスナック菓子も隠されています。子供達は本気になってお菓子を探しまわります。

イースターのごちそうも楽しみのひとつです。エッグハントの後で腹ぺこになったらダイニングへ移動します。テーブルにはすでに鶏肉の丸焼きやビーフステーキ、ハム、チーズ、ミルク、デザートのケーキなど.....食べきれないほどのごちそうがどーんと並べられています。これらのごちそうをじっくりと心ゆくまで楽しむのです。家族がゆっくりと一緒に居る時間を楽しめるのもイースターならではです。

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ライタープロフィール

MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。