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イタリア/ベネチアで楽しむ船旅
2010/08/23
イタリア ベネチア
ベネチアと言えば、ゴンドラに揺られて、優雅に運河をめぐるのにあこがれるものですが、1人旅だと、1人でゴンドラに乗るとなると、とても高くつきます。ぜいたくを味わうのにはいいかもしれませんが、いつもそんなぜいたくばかりしてられません。
そこで、ベネチアでおすすめなのが、水上バスの「ヴァポレット」の各駅停車に乗ることです。特に「1」番のヴァポレットは、サン・マルコ広場から、イタリア国鉄のサンタ・ルチア駅、さらにローマ広場までの約3800mの大運河、カナル・グランデを走ります。
私は、サン・マルコ広場から乗りました。始発だったので、船の外のデッキ、最前列の席に座りました。八角形のサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会から、アカデミア美術館、アカデミア橋をくぐり、16世紀貴族の館であるカ・レッツォーニコ、14世紀ゴシック建築のカ・フォスカリ、16世紀ルネッサンス仕様のグリマーニ宮、12世紀ロマネスク建築の市庁舎と、古代建築マニアにはたまらない光景を通り過ぎます。
そして、ベネチアで最も有名な16世紀建築のリアルト橋をくぐります。ゴシック建築のカ・ドーロ、バロック様式のカ・ペーザロ、16世紀ルネッサンス様式のヴァンドラミン・カレルジ宮など、船の上から見るのもかなりいいものでした。
さらに、スカルツィ橋をくぐって、リ・スカルツィ教会、サン・シメオン・ピッコロ教会を経て、サンタ・ルチア駅に着きます。さらに、ローマ広場は、バスの発着地になっています。ヴァポレットと行きかう船も、警察や消防、郵便など、車が入れない街ベネチアだけあって、すべて「船」なのにも、とても驚きました。
ヴァポレットは1回6ユーロ程度でした。ただ11月だったので、さすが海の上だけあって、そのデッキはとても寒く、優雅な船旅は途中から寒さに震え、手袋と使い捨てカイロを携帯していなかったら、もっと大変だっただろうと思います。次はもっと暖かい季節に行って、空も水面ももっと青い時に乗ってみたいです。
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AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。