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イタリア/必ず遅れるアリタリア航空
2010/06/20
イタリア 空港
イタリアで、日本のJAL(日本航空)やANA(全日空)にあたるのが、アリタリア航空です。成田や関空からイタリアへの直行便が出ていますし、白の機体に緑と赤のラインはイタリアの国旗をイメージしています。
このアリタリア航空、他のヨーロッパ系航空会社と比べて、いろいろな意味で乗りごたえがあるのではないかと思います。
私は、関空からミラノへの直行便で初めて利用しました。現在、関空発の行き先がローマになり、週5便から4便に減っています。あこがれのイタリアに向かう時、機内に入るとすぐ客室乗務員に「ボン・ジョルノ!」と明るく笑顔であいさつされたのは、とてもいい気分でした。
そして、機材もとてもよく、エコノミーの座席ごとに最新型の個人モニターがついていて、最新の映画もテレビも見放題。さらに、機内食もイタリアらしくパスタや前菜がつき、とても美味しく、あっという間にミラノまでほぼ定刻通りに到着しました。
その後、ミラノから同じアリタリア航空でスペイン・バルセロナまで乗り継ぐ予定でした。多少の待ち時間をミラノ・マルペンサ国際空港で過ごし、さて出発時間に搭乗ゲートに向かい、ゲートオープンを待ちますが、搭乗時間はおろか、出発時刻になってもゲートはまったく開きません。アナウンスでは「当機は若干遅れる見込みです」と、イタリア語と英語で繰り返すのみです。
1時間、2時間と経つうち、他の搭乗客にもやや焦りが見え始めました。時間も夜の9時、10時に差し掛かっていたので、バルセロナに着くのに日付が変わるのは確実です。しかし、航空会社の人間に食ってかかるような客はおらず、ただひたすらみんな待っています。たまたま隣に座っていたイタリア人の学生に「よく遅れるの?」と英語で聞いたところ、「遅れるって?アリタリアなら当たり前のことよ!」と、あっさり言い返されました。
そして、出発の予定時刻を3時間弱過ぎて、ようやく飛行機は飛び立ち、バルセロナに着きました。クタクタになったのは言うまでもありません。そして帰り、バルセロナからミラノに向かう便も、案の定しっかり、2時間以上遅れました。
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AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。