みんなの五つ星旅行記
なんて旅は良いんだろう。思い出に残ったとっておきの旅行記を紹介します。

イタリア/国鉄の便利さといい加減さ

2010/06/22

イタリア 鉄道

イタリア 鉄道

イタリアの鉄道網は、ほとんどが国鉄「TRANITALIA(トレンイタリア)」です。イタリアのほぼ隅々まで走っているので、移動にとても便利です。

私は、ミラノ〜ベネチアをはじめ、ミラノ〜ボローニャ、ボローニャ〜フィレンツェ、さらにボローニャ〜リミニなど、いつも個人旅行なので、何度利用したかがもう数えられないほど重宝しています。

列車の種類も、イタリア版新幹線「ユーロスター」や特急の「インターシティ」をはじめ、急行や各駅停車など、細かく分かれています。行き先が同じでも、列車によって料金が違います。到着が速いほうが料金は高く、遅いほうが低いという、ある意味、わかりやすいシステムです。

列車のチケットの購入方法も、とても簡単です。駅の券売機は、どれも英語対応です。時々、故障している券売機もあるので注意が必要ですが、行き先を入力するといくつかの列車から選べるので便利だと思います。窓口での購入もできますが、長蛇の列になっていることも多くあります。さらにユーロスターなどのチケットは、日本からインターネットでも予約できます。

ただ、日本にいる感覚でイタリアの鉄道を利用すると、大変な目に遭います。

まず、飛行機同様、鉄道もよく遅れます。5分以内の到着なら十分セーフで、10分以上の遅れもザラで、さらに1時間以上遅れたこともあります。イタリアに住む友人は、乗るはずの鉄道がなくなったこともあるそうです。ただし、ユーロスターが1時間以上遅れた場合、払い戻してくれるシステムもあるみたいですよ。

いい加減なのは、時間にルーズなだけじゃありません。出発するホームもよく変更します。

ボローニャ中央駅で、7番ホームとあったのに6番ホームに入線して来たり、到着3分前に表示が消えて隣りのホームに重いスーツケースを抱えて急いで移動する羽目になったりしました(エスカレーターはありません)。フィレンツェ中央駅ではユーロスターの番線がずっと出ず、ユーロスターが入線してきたのが見えた時にやっと出て、まわりもみんな走って移動していました。

関連記事
ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。