みんなの五つ星旅行記: なんて旅は良いんだろう。思い出に残ったとっておきの旅行記を紹介します。

イタリア／どの街にもあるバール

2010/07/21

イタリアにあるバール

イタリアには「スタバ」でおなじみのスターバックス・コーヒーがありません。スタバがない国は、今まで訪れた中でいまだイタリアだけです。しかし、スタバにはエスプレッソがあり、カフェラテがあり、カプチーノがあり・・・イタリアンテイストにあふれたコーヒー飲料ばかりな気もします。スタバがイタリアにあえて出店しない理由は、バールの存在です。

バールは、カフェよりも小さな喫茶店のような感じです。イタリアのどんなに小さな街にも1軒は必ずあります。コーヒーなどの飲料はもちろん、パニーニやサンドイッチ、お菓子なども置いています。夜は、お酒を飲んでいる人もいます。

さらに、バールはその街の人々の「集いの場」でもあります。カウンターにもたれて立ちながら、椅子に座りながら、ちょっとした会話をしている光景をよく目にします。バールの主人ほど、その街の事情に精通している人はいないと言われるほどです。

イタリアでうれしいのは、エスプレッソが1杯1ユーロ前後ということです。日本だと、300円以上するのもザラです。ご存知の通り、小さい器に少ししか入っていないので、300円以上も払う気にはなかなかなれませんが、1ユーロ程度なら飲んでもたかがしれています。しかもその値段は、イタリアの北ほど高く、南ほど安いです。

エスプレッソはやみつきになります。バールの主人が淹れてくれるエスプレッソは、店によって美味さが違いますが、たいてい美味しいです。カフェインを凝縮しているので、グイっと飲んで目覚ましにも便利です。そのまま飲むとやや苦いので、砂糖を入れながら調整します。ただイタリア人は、砂糖をこれでもかというほど入れているようですが。

このエスプレッソから発展したのが、カフェラテであり、カプチーノです。これらの美味しさも、日本とは比べ物にならず、しかも安いです。

ちょっとお腹が空けば、いくら田舎町でもバールの1軒や2軒はあります。駅にも必ずバールはあります。飲み物と食べ物があるので、旅の途中でとても重宝しました。

ライタープロフィール

AKIさん／女性／年齢：30代／大阪府在住、自己紹介：日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。