みんなの五つ星旅行記
なんて旅は良いんだろう。思い出に残ったとっておきの旅行記を紹介します。

スペイン/MotoGP最終戦として恒例のバレンシアGP

2010/11/22

世界最高峰の二輪ロードレース「MotoGP」は、4月から世界各国を転戦して全18戦を行います。その最終戦が、ここ数年続けて、スペイン・バレンシアのリカルド・トルモ・サーキットで開催されるのが「恒例」になりつつあります。

1年の締めくくり、最終戦ともなると、関係者にもファンにも、ややのんびりした雰囲気が漂っています。特に、次の年のシートが確保できていればなおさら、です。逆に、まだシートが確保できていない「就活状態」にある選手たち(と関係者)は必死で、ここでアピールする最後のチャンスとばかりに、まるで尻に火がついたかのような切迫感が伝わってくるのも、最終戦ならではです。

さて、このリカルド・トルモというサーキットは、バレンシアの郊外にあります。ちなみに、市内中心部からはとても歩ける距離じゃないので要注意。GP期間中、連日10万人ほどが訪れるので、サーキットの近くにある鉄道駅が便利です(イベント開催外は列車が止まらない無人駅です)。また、駐車場もたくさんあるので、車の運転とトラブルへの対処に自信があれば、レンタカーを借りて通ってもいいかもしれません。

サーキットは、歩いてぐるっと一周できます。しかも、裏ストレート側にある丘の上にのぼると、サーキット全体を一望できるのが特徴です。なかなか急でハードですが、せっかく行ったのなら登ったほうがいいと思います。コースが一望できるサーキットはなかなか珍しいです。

そして、スペインのファンは熱狂的です。決勝日は、コース内で爆竹のパフォーマンスもあります。これが1年の最後とばかりに、お祭りに近い雰囲気があり、シーズンオフに備えて盛り上がります。また、サーキットの名物グルメは、もちろん「パエリア」です。とても大きな鍋でパエリアを作り、無料でファンに配るサービスもあったようです。

どのスポーツでもそうですが、開幕戦と最終戦は、独特の雰囲気があります。モータースポーツはヨーロッパが本場、特にMotoGPでは、スペインでの観戦はおすすめです。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。