日本の空港
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乗客より荷物が先に着く「徳島」での珍体験

2013/08/30

10年以上前のことですが、大阪−徳島を飛行機で移動したことがあります。

今はない路線です。高速バスでも3時間ほどで、飛行機だと出発から到着まで40分、飛行時間は15〜20分もあったかないかだった記憶があります。空港での待ち時間などを含めると、高速バスのほうが早くて安いので採算が取れるはずがありませんね。

大阪・伊丹空港を飛び立ち、神戸から淡路島の上空を通過し、徳島空港に着きます。もちろん、小さなプロペラ機。乗客はほぼ皆、ビジネスマンだったと思います。しかも、プロペラ機なので低空飛行です。天気が良かったので上空から神戸や淡路島がよく見え、まるで「遊覧飛行」でもした気分を味わいました。

驚いたのが、徳島空港に着いてからです。

プロペラ機の場合、たいていエプロンに"沖止め"され、ターミナルまで移動します。大きめの空港だとバスが用意されていますが、ローカル空港の場合、徒歩がほとんど。この便でも、機内からはしご(?)のようなものを、たった1名だけ乗務していたCAさんが出し、機内から出てターミナルまで歩き始めました。

すると、途中で横を、預けた荷物を載せたカートが走り去って行きました。自分たちがやっとのことでターミナルに到着すると(けっこう距離があった)、ターンテーブルですでに荷物がクルクル回っている状態です。乗客より荷物が先にターミナルに着く!!!・・・国内の空港で初めて体験しました。人間もカートでいいので載せてくれればいいのに、と思いました(苦笑)

あとにも先にも、人間より荷物が早いのは、国内の空港では、あの徳島空港での経験だけです。ローカル空港らしいエピソードだなと、今でもつくづく。

そんな徳島空港もいまや「徳島阿波おどり空港」なる名称がついています。四国は各県に空港がありますが、JR四国での移動は単線で使えないことが多いので、高速道路が発達して高速バスが主流になりつつありますが、空港はまだまだ重要拠点だと思います。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。