日本の空港
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「熊本」空港で"欠航"騒ぎ

2013/08/23

自分が乗る飛行機が"欠航"したのは、国内ではただ一度きりです。これが、熊本空港でした。

数年前、熊本から大阪に戻ろうとしたANAを空港で待っていたら、外がだんだん霧で真っ白になってきたんです。そんな状態で飛行機が降りられるのだろうか、飛ぶのだろうか・・・と心配していたら、前の便が次々と欠航になっていって「自分の乗る便も危ないなぁ・・・」なんて思っていました。でもまさか飛ばないなんて想像もつかなかったことが、いよいよ現実になりました。突如「全日空の●便は熊本空港が霧のため着陸できず、福岡空港に向かっております」のアナウンスが流れました。

しかも、自分が乗るはずだった便は、大阪に向かう最終便。翌朝、京都で仕事があった身としては、この日のうちに大阪になんとかして戻らないといけない・・・といっても、飛行機はもう飛びませんし、代わりの飛行機もありませんから、まず、ANAのカウンターに走り、払い戻しの方法を聞いた後、タクシーに飛び乗ってJR熊本駅に向かいました。

JR熊本駅で停車していた特急「リレーつばめ」に切符も買わずに飛び乗って博多駅へ。切符は車内で車掌さんから、新大阪までの新幹線の分と一緒に購入しました。そして、博多駅に着いたら新幹線ホームにダッシュです。これも停車しているのが在来線ホームから見えた「のぞみ」が出て行かないことを祈りつつ、なんとか間に合いました。車内ではグッタリで、気づいたら広島、岡山と通過し、新大阪に着いていましたが、ヘトヘトでした。さらに、車を伊丹に置いたままだったので、新大阪駅から伊丹空港まで再びタクシーで向かいました。

熊本から飛べばたった1時間で大阪に着くのに、在来線と新幹線を乗り継ぐと6時間以上かかりました。「九州って、遠いなぁ・・・」と実感したのが、この熊本空港でした。

あとで聞くところ、熊本空港は阿蘇に近く、ロケーションが最高にいい一方、よく霧が発生するので欠航することがあるようです。最近は熊本も九州新幹線が新大阪まで開通したので6時間以上かかることはなくなったものの、熊本はいつかリベンジしないと・・・と思っています。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。