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ビジネスマンや航空マニアに「伊丹」人気が高い

2013/08/20

伊丹空港の展望デッキ「ラ・ソラーラ」

伊丹空港の展望デッキ「ラ・ソラーラ」

伊丹空港展望デッキから撮影したJALの機体

伊丹空港展望デッキから撮影したJALの機体

つい先日まで、橋下・大阪市長が「伊丹廃港論」を説いていたような気がするのですが、最近はまったく聞きません。むしろ、地元の自治体による「伊丹存続論」のほうがよく聞きます。いったいどうなるんでしょう、と1人の利用者としては気がかりではありますが。

自分も含め、伊丹はこれからも残して欲しいと願う1人です。

まず、飛行機を利用する立場から。大阪市内からのアクセスが抜群にいい。空港リムジンバスや大阪モノレールを利用するので、時間が読めるのが大きい。梅田だと早ければバスで30分以内で着きます。"近い"というのは何者にも代え難い。もし、道路が混雑していそうなら、梅田から阪急宝塚線で蛍池まで行き、モノレールに乗り換えてたった5分、空港は目の前で雨にも濡れません。

その利便性の良さで、東京・羽田と伊丹を結ぶ便はいつもビジネスマンに人気。しかも、伊丹では保安検査を通過してすぐのゲートは"東京専用ゲート"になっていて、羽田に着いても出発する時も、伊丹便の場合、あの広い羽田で保安検査場から近いゲートがあてがわれていることが多いです(←経験上)。だから、時間がギリギリでも利用しやすく、すぐ飛び乗れる。

一方、飛行機に乗らない、飛行機を撮る航空マニアにも絶大な人気を誇るのが、この伊丹。「展望デッキ」「千里川土手」「伊丹スカイパーク」「下河原エアフロントオアシス」と4つの撮影スポットがあり、特に、千里川土手は、着陸する飛行機が頭上スレスレを通っていく迫力満点のスポット。望遠レンズなど不要で誰でも撮れます。伊丹スカイパークも滑走路から近く、離陸する機体を真横から撮れます。

伊丹はそれなりに発着数があり、JALとANAがメインですが、大小さまざまな機体が飛来し、ラッピング特別塗装機もけっこう来ます。飛行機を撮るにも"近い"というのは最大のメリットで、高価な望遠レンズがなくとも楽しめます。

時間がない時は、空港の展望デッキに上って飛行機を眺めているだけでも時間つぶしになります。今は国内線専用の空港ですが、逆に建物がコンパクトなので移動しやすさもメリットだな、と思いますね。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。