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島根の出雲大社の魅力とご神徳
2012/04/20
出雲大社
古事記や日本書紀では、ほかの国、ほかの世界からやってきた神さまたちを天津神。土着の神を国津神とよんでいます。伊勢神宮の主祭神の天照大神を天津神の代表だとすると、出雲大社の主祭神、大国主大神は国津神の代表です。
古い文献によると、出雲大社は当時の日本でいちばん大きく高くそびえる建物だったとされています。そのため、なんども倒壊して建て直していたという記録が残されています。なぜそれほどまでに高い社にしたのかは、「古事記」という文献によると、天津神たちが降臨して、出雲の国を天津神の譲り渡す、ないしは返しなさいというお話になり、大国主大神はお子神に相談します。事代主命は承諾しましたが、諏訪大社の神である建御名方神は戦を選択し、鹿島と香取の神と戦い破れ、諏訪湖まで撤退したとされています。その後、大国主大神は引退を決め、そのかわりに天にまでそびえる社を建てるようにと条件をだしたとのことです。
神話の時代から現代に話を戻しますと、数年前には、その文献を裏付けるような柱が発見されて話題になりました。私もその柱をみてきました。大きな木を三本にしてくくりつけ、ひとつの柱にしていました。
出雲大社の一般的なご神徳は、縁結びだといわれています。恋愛や、支援してくれる人間関係を結んでくれるといわれています。大国主大神は、大黒さまでもあると思われていて、七福神のなかでも人気者です。古事記のなかでも、大国主大神は女性に人気があったようですね。
出雲大社の魅力は親しみやすさです。境内に入ると、大国主大神とウサギの彫刻が立っています。それだけでなんとなくほのぼのとしてきます。出雲市もまた、なんとなくあたたかみのある雰囲気です。毎年、10月は神無月ですが、これは、毎年、10月に日本の神さまたちが出雲大社にやってきて、来年の日本のことやさまざまな縁結びなどについて話しあうからだとされています。出雲では、逆に神在月だといわれています。神話の国、神話が色濃く残るところ、それが出雲大社です。
出雲大社
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MUMUさん/男性/年齢:50代/新潟県在住/神社が好きで日本各地をまわっています。趣味でボーカロイドでの音楽作りやギターでオリジナルの歌をつくり、ときどきライブもしています。自分らしく生きることをモットーにしています。