オランダってどんな所?
「真の自由の国」「オランダ人の恋愛について」「ゴーダチーズ」「冬でも楽しいオランダ」「ケチで有名?」などオランダについて紹介します。

アルゼンチン女性のシンデレラストーリー

2014/02/24

女王誕生日には国中が盛大に盛り上がるオランダ。それほどオランダの王家は国民に愛されています。この王家の中でも王妃であるマクシマ(Maxima)は特に人気があるようです。ウィレム=アレクサンダー王(当時王子)との交際が発覚した時や、オランダ国籍を取得した時にはバッシングを受けましたが、今ではすっかり国民を味方につけ、オランダの王妃として、また未来の女王の母親としての貫禄を出しています。その美貌とキャラクターのおかげで国民から支持を得ているようです。

マクシマは才色兼備でファッションセンスも抜群です。元銀行員という経歴を持ちます。オランダ女性の憧れの的のようですね。ここオランダにも、熱烈な王族ファンは存在するようです。

しかも王妃マクシマは、オランダ人ではなく、なんとアルゼンチン人なのです。(今はオランダ国籍になっています。)「国王の妻が外国人」というのは、日本だったらぜったいにありえないことです。インターナショナルで移民も多いオランダだったからこそ、マクシマは認められたのでしょう。しかも彼女の父親はアルゼンチンの独裁政権ビデラの閣僚だったため、この交際は認められるまで時間がかかりました。国民を納得させて結婚に漕ぎ着けるまでには、苦労したようです。

その後マクシマの人気に火がついたのは、南米出身の彼女の明るいキャラクターと美貌のおかげでしょう。流暢なオランダ語を話す笑顔が素敵な彼女は、瞬く間に羨望の的となりました。

2013年、前女王ベアトリクスは退位し、息子であるウィレム=アレクサンダーが即位しました。マクシマもそれにともなって「王妃」になりました。新米王妃マクシマは、以前より注目を集めています。ウィレム=アレクサンダー王とともに、公の場に顔を見せる機会があると、彼女を一目見ようと多くの国民が集まります。

ウィレム=アレクサンダーは、しばらく女王が続いたため1890年以来のオランダ国王です。国民は久しぶりの王妃であるマクシマをあたたかい目で見守っています。

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ライタープロフィール

MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。