グアテマラってどんな所?
グアテマラでのスペイン語、ホームステイ体験、グアテマラ人について、気候、おすすめスポットなどグアテマラについて紹介します。

グアテマラ・シェラでの市場事情

2016/07/11

グアテマラ シェラの大きな市場

グアテマラ シェラの大きな市場

わたしが現在滞在している、グアテマラの町シェラには、大きな市場がそこかしこにあります。

セントロ(中心部)で日常的な買い物をするとなると、中央公園のすぐそばにあるメルカド(市場)か、これも中央公園からすぐのディスペンサーというスーパーマーケットのふたつの選択肢しかありません。野菜や果物の品揃えはメルカドの方が圧倒的にいいのですが、ものすごく店が入り組んでいて買い物しづらいのが難。スーパーにしかないものもたくさんあるので、生鮮食品はメルカドで、それ以外はスーパーで、と使い分けしています。

スーパーでは生肉を売っていないので、メルカド内の肉屋さんで買うことになります。鶏肉ならその場で丸ごとの鶏をさばいてくれるので、迫力満点。シン・ウエソ(骨なし)と伝えると、ちゃんと骨を取り除いて量り売りしてくれるので、自宅でさばく手間が省けて便利。

ちなみにグアテマラでは量り売りの際、「libra(リブラ)」という単位を使います。聞きなれないですが、グラムにすると大体450グラムくらい。ほぼ半キロなので、お肉だと結構なボリュームになります。

それ以外の電化製品や、洋服類、カサや食器などの雑貨類は、中央公園から6−7ブロック北にあるデモクラシアという市場で一通りそろいます。この市場では、セントロのメルカドにはない鮮魚も手に入ります。

ただここは道ばたに野菜や雑貨などの商品を広げて座る人たちの間を、バスやコレクティーボ(ミニバン)が排ガスを撒き散らしながらガンガン通りすぎるというカオス。市場の建物の周りに屋台が立ち並び、呼び込みもすごいです。

ちなみに、もっと北にあるミネルヴァという市場もデモクラシアと似たような感じですが、中心地から遠い分より安いという話。そこまで苦労して10円20円安く野菜を買おうという日本人はあまりいないと思いますが…。

シェラの人たちの生活が垣間見えるメルカド。スペイン語の勉強にもなるので、シェラにきたら是非立ち寄って見て下さいね。

関連記事
ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。