グアテマラってどんな所?
グアテマラでのスペイン語、ホームステイ体験、グアテマラ人について、気候、おすすめスポットなどグアテマラについて紹介します。

一番人気の観光地、世界遺産の町・アンティグア

2016/07/01

アンティグアは南欧風の美しい街並みで有名

アンティグアは南欧風の美しい街並みで有名

小さい割にはたくさんの見所があるグアテマラの中でも、観光客に人気No.1なのがアンティグアです。

グアテマラ一の観光地だけあって、治安がいいです。そのため、長期滞在して、スペイン語学校でスペイン語を勉強する外国人が多いです。

さて、アンティグアはなんと言っても、南欧風の美しい街並みで有名。15世紀−19世紀に立てられた教会や建築物が素晴らしい保存状態で保存されていて、世界遺産にも指定されています。

また、町のいたるところに手工芸品のマーケットが出ていて、かわいいエスニック小物やバッグ、靴、服などがグアテマラ全土から集結しています。

アンティグアが一番盛り上がるのは、3月下旬から4月上旬にかけてのセマナ・サンタ(聖週間)。これはイースター(復活祭)のことで、キリストがゴルゴダの丘に十字架を背負って歩き、処刑されたとされる日から、キリストが復活したとされる日までを、プロセッションと呼ばれる独特のパレードで再現します。

プロセッションは、ちょうど日本のお神輿のような感じ。十字架を背負ったキリスト像を載せた山車を、中世のようなゴシック風の衣装に身を包んだ人たちが担いで、町中を練り歩きます。

十字架を背負ったキリスト像

十字架を背負ったキリスト像

セマナ・サンタ自体は中南米どこでも祝日となり、日本のゴールデンウィークのような感じなのですが、中でもアンティグアは、世界遺産の街並みの中でプロセッションが見られるとあって、各地から人が集まり大人気です。

セマナ・サンタの間はアンティグア中の宿が予約でいっぱいになるので、この期間にアンティグアに行く予定がある人は、かなり前もって予約をする必要があります。

グアテマラ観光では外せないアンティグアですが、難点は、他地域に比べて格段に物価が高いこと。宿もレストランも、通常他地域の1.5倍−2倍くらいします。節約派のバックパッカーには、長居はちょっと辛いものがあるかもしれません。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。