グアテマラってどんな所?
グアテマラでのスペイン語、ホームステイ体験、グアテマラ人について、気候、おすすめスポットなどグアテマラについて紹介します。

グアテマラでのホームステイ体験

2016/05/31

スペイン語学校では、安く滞在できるホームステイ先を紹介してもらえることが多いです。わたしもスペイン語学校に通っていたころ、合計3家庭にホームステイしました。

ホームステイの料金は学校により様々ですが、1週間50ドルー80ドルの間でした。これで1日3食付きなので、金銭的にはとてもお得だと思います。

ただ、同じ家に住んでいるのでしょっちゅう家族と顔を合わせますし、その家独特のルールや環境に慣れないといけません。これが結構ストレスになったりします。

ホームステイ先Aでは、「ドアは出来る限り静かに閉める」という謎のルールがありました。一度勢い余ってバタンと閉めてしまったら、お父さんが血相を変えて注意しに来たので、びっくり。神経質なお父さんがどうも苦手で、1週間で去りました。

またホームステイ先Bでは、食事がとてもよく、家族も親切だったのですが、1階のまったく日の当たらない、窓もない部屋を割り当てられたので、部屋にいる間は気が滅入って仕方ありませんでした。それでも他の条件が良かったので、2週間滞在しました。

未だに忘れられないのが、ホームステイ先C。ここは母と20歳前後のふたりの子供の家庭で、全員とてもフレンドリーで友達のような関係だったのですが、なにせ食事が貧相で困りました。

朝ごはんは甘いコーンフレークに甘いミルクをかけただけ、昼ごはんは茹ですぎたパスタや芯の残ったお米が頻繁に登場。夜ご飯は、ちょっとのフリホレス(甘くない小豆ペースト)とパンだけ、という有様です。

また、家のすぐ隣がディスコで、水曜日から土曜日は朝4時5時まで大音量で音楽が流れており、とても眠るどころではありませんでした。その他、犬と猫を飼っており、ノミかシラミか分かりませんが、脚中さされてひどい思いをしたり…。

ただ、このホームステイ先とは、今でもメールをしたりして交流があります。もう二度とお宅に滞在することはありませんが(笑)素敵な縁と巡り合えて良かったな、と思います。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。