グアテマラってどんな所?
グアテマラでのスペイン語、ホームステイ体験、グアテマラ人について、気候、おすすめスポットなどグアテマラについて紹介します。

グアテマラのスペイン語学校での授業とは?

2016/05/27

グアテマラには各地にたくさんのスペイン語学校があります。授業料が1時間5−6ドルと格安なので、各国からスペイン語を勉強したい人が集まってきます。

授業の時間は午前と午後と選べますが、基本1日4時間とか5時間まとまった時間やるのが普通です。

「でも、英語でスペイン語を勉強するんでしょ? 英語も分からないし、難しそう」と思う人もいるかもしれませんが、英語が分からなくても大丈夫。なぜなら英語が話せる講師は稀で、授業は初めから全部スペイン語だからです。

何を言うにもいちいち辞書を引かないといけないので、初めはとてもストレスフルですが、苦労して辞書を引いて言いたいことを伝えるというのは、スパルタ式で上達も早い方法だと思います。

スペイン語には、単語ひとつにつき人称と時制に合わせて80以上の活用形があります。「でかける」という単語Salirの現在形を例に挙げると、Yo salgo(わたしは外に出る)、Tu sales(あなたは出かける)…など、主語に合わせて動詞の形態が変わるのです。覚えることの多さに泣きそうになりますが、千里の道も一理から。

講師はまず重要単語の意味と、その単語の現在形活用形から説明します。そして、授業時間に徹底的に活用の反復練習をします。

現在形に慣れてきたら、過去形や未来形などの他の活用や、助動詞の使い方、スペイン語特有の言い回しや表現について学んでいきます。

日本人にとって有利なのは、スペイン語の発音はわりと子音と母音がはっきりしており、英語に比べて聞き取りやすく発音しやすいこと。英語圏の人などは逆にはっきり発音するのが難しいみたいで、苦労しています。英語の発音に日々苦労している身としては、グアテマラ人がわたしの発音は聞き取れても、英語ネイティブの発音は聞き取れなかったりしているのを見て、ちょっと胸がすく思いです(笑)

中南米を長期で旅行する予定のある人は、グアテマラで1週間でも2週間でもスペイン語を勉強すると、その後の旅がぐんとラクで楽しいものになりますよ!

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。