すごいぞ!二輪レース
ハラハラ、ドキドキ感ががすごい!MotoGPをはじめとした二輪レースを紹介します。

海外二輪レース観戦・日の丸と君が代と

2010/08/07

日の丸と君が代と

二輪レースほど、君が代が流れて、日の丸が掲げられるスポーツは、世界でそうないかもしれません。

昔から、二輪レースでは、多くの日本人選手が世界で活躍してきました。例えば、WGP(オートバイ世界選手権、MotoGPの前身)では250ccの原田哲也選手や125ccの坂田和人選手ら、2009年には青山博一選手がMotoGP250ccで世界チャンピオンになりました。また、スーパーバイク世界選手権(WSBK)では、日本人チャンピオンこそまだ誕生していないものの、ここ数年、芳賀紀行選手がランキング2位、3位などに入っており、表彰台の常連です。

レースでは必ず、表彰式があります。3位までの選手が表彰台に上がり、後ろには国旗が掲げられます。日本人選手だともちろん、日の丸がかかります。そして優勝すると、日の丸に加え、その選手の国歌が流れます。オリンピックの表彰台と同じです。そのため、日本人選手が優勝すると、君が代が流れるわけです。特に、WSBKでは、芳賀選手がよく優勝し、MotoGPでも250ccで青山選手が優勝すると、君が代がサーキット中に流れました。

さらに、優勝した選手が乗るバイクのメーカーの国歌も、表彰式で流れることがあります。二輪レースで活躍するバイクは、イタリアのドゥカティとアプリリアを除くと、ホンダやヤマハ、スズキ、カワサキといった日本のメーカーです。たとえ、外国人選手であろうとも、乗っているバイクが例えばホンダなら、君が代が流れます。私はWSBKを2009年、4レース観ましたが、優勝したのはすべて外国人選手でしたが、ホンダとヤマハだったので、ずっと君が代を聞きました。

オリンピックで日本が優勝しないと流れない、表彰台に立たないと掲げられない君が代がこんなに聞けるのは、二輪レースならではといえます。F1だと、日本人選手の優勝はおろか、表彰台すらここ数年、聞くことはできません。特に、海外のサーキットで聞く君が代、日の丸を見ると、なんだかとても誇らしげな気分になれますし、日の丸を持っていくと現地のファンにもよく声を掛けられました。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。