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日本食材ならミカサとティエンダ・キセ
2017/09/12
メキシコシティでは日本食がとても人気で、庶民的な食堂から高級レストランまで、日本食レストランからがたくさんあります。ただ庶民的な値段だと日本食とは呼べないようなものが出てきたり、かと言って日本で安く食べられるものをわざわざ高級レストランで食べるのもちょっと馬鹿馬鹿しい気がしてしまうのも事実。
そこで、もしキッチンがあるホステルに泊まっているなら、日本食を自作してしまうことをおすすめします。
日系企業が多くあり、たくさんの駐在員が住んでいます。彼らの家庭の味を支えているのが、ローマ・スール地区にあるミカサという日本食材店と、コヨアカン地区にあるティエンダ・キセというアジア食材店。
ミカサは小さなお店ですが、店内にはぎっしりと棚が並び、すれ違うのも難しいほど。しょうゆや味噌、豆腐はもちろん、日本のカレールーやお寿司用のガリ、納豆も売っています。日本の野菜のコーナーが充実しているのも特徴で、大根や長ネギ、おくら、山芋、ごぼうなども手に入ります。
値段は高めですが、高級日本食レストランで食事をすることを考えると安いのではないでしょうか。
また週末にはうどんや焼き魚などが食べられる屋台が店の前に並びます。買物ついでに立ち寄ってみるのも楽しいです。
ティエンダ・キセはもっと手広くアジア食材全般を扱っています。生春巻き用のライスペーパーやインドカレー用の各種スパイス、タイカレー用ペーストなどが買え、料理の幅が広がります。冷凍食品が充実しているのが特徴で、冷凍のたこ焼きや大福なども売っています。
日本食材の同じものを買うなら、ティエンダ・キセよりミカサの方が若干安めな印象でした。またミカサでは豆腐、しょうゆ、みそ、ガリなどは自家製なので、何となく安心感があります。
長旅の途中メキシコシティに寄るならぜひ、日本食を自作してみてください。
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そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。