メキシコシティの楽しみ方
「お洒落地区、ローマ・コンデサ」「ボヘミアンな空気漂うコヨアカン」「メキシコの運河を体験できるチョチミルコ」「メキシコシティの交通事情」「メキシコシティの治安」など、そまちひろさんが滞在したメキシコシティを紹介します。

メキシコシティのお洒落地区、ローマ・コンデサ

2017/08/24

メキシコシティでちょっとお洒落なレストランに行きたい、素敵なバーで語り合いたい、というときに行くべきなのが、ラ・ローマと、コンデサと呼ばれる地区です。ラ・ローマはヒップなカルチャー系の職業に就いている若い世代が住む地域、コンデサは外国人やお金持ちが住む高級住宅街のイメージです。

ラ・ローマにはそんな若い世代をターゲットにしたカフェやレストランが点在しています。特にローマ・ノルテ(ローマ北地区)のソノラ通りには、大バコのレストランやバーが集中しています。大勢で食事やパーティに繰り出すなら、この周辺がいいでしょう。

また、各国料理が充実しているのがローマ・スール(ローマ南地区)の特徴。和食、フレンチから、アラブ料理やキューババーまで揃っています。

ローマ・ノルテには小バコのクラブも多いです。どこで好きなタイプの音楽がかかっているか知りたい場合は、Timeout Mexicoというウェブサイトをチェックしてみましょう。

意外に夜が早いメキシコシティで、夜遊びしたいなら間違いなくラ・ローマに来るべきでしょう。

もっと少人数でオルタナティブな空気を楽しみたい場合は、コンデサがおすすめ。タマウリパス通りに沿って小バコのレストランやバーが並んでいます。コンセプトバーが多く、おしゃれなフュージョンアジア料理レストランや、ヨーロッパのビールとドイツソーセージが楽しめるビールバーなどがあります。

また大バコのクラブが多いのもコンデサの特徴。週末はパーティのために着飾ったヒップなデフェーニョス(メキシコシティ出身・在住の人をこう呼びます)で溢れます。ただ注意したいのが、コンデサは全体的にすべての値段が高く、店によっては日本と変わらないくらいの出費になってしまいます。低予算旅行派にはなかなか近寄りがたい場所と言えます。

ただ、メキシコシティのナイトシーンを語る上では欠かせない場所なので、メキシコシティに滞在するなら一度は来てみてはいかがでしょうか。

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ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。