メキシコシティの楽しみ方
「お洒落地区、ローマ・コンデサ」「ボヘミアンな空気漂うコヨアカン」「メキシコの運河を体験できるチョチミルコ」「メキシコシティの交通事情」「メキシコシティの治安」など、そまちひろさんが滞在したメキシコシティを紹介します。

テオティワカンでアステカ王国の栄光をしのぶ

2017/09/07

メキシコシティ 太陽の神殿

太陽の神殿

メキシコシティの北東、バスで40分ほどのところに、アステカ帝国の首都だったテオティワカンという遺跡があります。太陽の神殿と呼ばれる巨大ピラミッドで有名なこの遺跡は、紀元前2世紀から7世紀まで反映した古代都市で、最盛期は20万人以上の人が住んでいたと推定されています。

テオティワカンに自力で行くには、まずバスのテルミナル・ノルテ(北ターミナル)に行きます。ここは地下鉄の駅Autobuses del norteの出口を出てすぐのところにあります。北ターミナルは巨大で、どこでテオティワカンまでのチケットを買ったらいいか迷うと思いますが、サラ8(待合室8番)の前にあるチケットカウンターで販売しています。往復80ペソほどです。行きのバスは座席と時間指定ですが、帰りのバスはテオティワカンの出口前で拾え、自由席です。

補足ですが、ここでチケットを買ったときお釣りを誤魔化されそうになりました。売り手によるとは思いますが、気をつけてください。

交通状況にもよりますが、1時間未満でテオティワカンの入り口に着きます。入り口付近でガイドを申し出てくる人がいますが、英語かスペイン語のみです。日本語ガイドが欲しい場合は、メキシコシティの日系旅行会社で予約をする必要があります。

入り口は複数あるのですが、このバスで着くと太陽の神殿から一番遠い入り口から入ることになります。見所を順番に見ていって、クライマックスに太陽の神殿に登る、というルートです。

太陽の神殿は実際に頂上まで登ることができ、とてもエキサイティングです。太陽の神殿以外にも、羽を持つ蛇「ケツァルコアトル」の神殿や、神官の住居など、見所がたくさんあります。充実した展示の博物館も敷地内にあるので、じっくり見ようと思ったら4、5時間は必要でしょう。

昼間の日差しはかなりきついので、日焼け止めやサングラスを用意して、肌をあまり露出しない格好で行くのがおすすめです。また、太陽の神殿の急な階段を登るには、スニーカーがいいでしょう。ちなみに太陽の神殿は雨の日は危険なため登れません。天気と相談しながら行く日を決めるのがベター。

帰りは、Deportivo 18 de marzoという地下鉄駅のすぐ近くを通るので、運転手に伝えて下ろしてもらうこともできます。セントロやコヨアカンに滞在している人は、テルミナル・ノルテまで行くよりも、Deportivo...で下りるのが便利です。

関連記事
ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。