メキシコシティの楽しみ方
「お洒落地区、ローマ・コンデサ」「ボヘミアンな空気漂うコヨアカン」「メキシコの運河を体験できるチョチミルコ」「メキシコシティの交通事情」「メキシコシティの治安」など、そまちひろさんが滞在したメキシコシティを紹介します。

アジア料理店が集まるソーナ・ロッサ

2017/09/05

メキシコ料理は種類も豊富で、中南米では間違いなく一番おいしい料理だと思うのですが、やはりそればかり食べていると飽きがきてしまいます。アジア料理が食べたい! と思う瞬間が、メキシコ旅行中誰にでも一度は訪れると思います。

そんなときに助けになるのが、ソーナ・ロッサと呼ばれる地区。地下鉄セビヤ駅を出てすぐにあるこの地区には、韓国料理、日本料理、中華料理の店が立ち並んでいます。特に韓国料理店の多さには目を見張るものがあります。

韓国料理店でおすすめなのが、昼1時から夜9時まで韓国料理ビュッフェが楽しめるお店と、韓国式BBQがリーズナブルに楽しめる2店。ビュッフェの方はハンブルゴ通りと 通りの交差点にあり、80ペソで時間無制限食べ放題です。ビュッフェながらクオリティは高く、チャプチェ、ナムル、キムチ、韓国海苔巻きなどお馴染みの料理が心ゆくまで食べられます。(飲み物別)

BBQの方はハンブルゴ通りから 通りに入ってすぐ右手にあります。グラム単位で各種お肉を買うことができ、お肉を買うとチシャレタスと小さなお皿に盛られた各種韓国惣菜が無料で付いてきます。お惣菜はお代わりもできます。

テーブルの上で注文したお肉を自分たちで焼くのも楽しいです。生ビールも1杯20ペソ(約160円)と激安。ビピンパや韓国冷麺なども揃っており、もう食べれないというくらいお腹一杯食べて飲んでも、2人で400ペソ(3200円)ほどで済んでしまうから驚きです。

日本料理店はどこの国に行っても高くて美味しくないことが多いので、韓国料理店があればそちらに行くようにしているのですが、ハンブルゴ通りにある「東京」という日本料理店には一度行きました。味の方は…まあまあです。ちょっと高めですが、アクセスが便利なので、メキシコシティ中心部に滞在していて、どうしても和食が食べたくなったときに便利かもしれません。

ちなみにソーナ・ロッサは有名なゲイ街という一面もあります。ロッサ(ピンク)という名前にちなんでのことでしょうか? アジア料理やバーが立ち並ぶ雰囲気といい、何となく新宿二、三丁目を思い出してしまいました。

関連記事
ライタープロフィール

そま ちひろさん/女性/年齢:30代/中南米(2013年現在)/フリーライターおよび翻訳業。お気に入りの国はインド、住んでみたい国はスペイン、そして現在は南米を縦横断中、という矛盾だらけの人生を満喫しています。著作に「ヘラクレイトスの水」(大宰治賞2009収録)。