英会話講師体験記
「格安個人指導」「無駄なテキストについて」「個性に合わせた英語教育」「生徒との関係の作り方」英語講師の体験記を紹介します。

生徒さんにお願いしていたある事

2016/06/06

英会話スクールによっては、生徒さんに宿題を出すスクールとそうではない所があるかと思います。私たちの所では「宿題」という言葉は、敢えて使いませんでした。宿題として提示してしまう事で、学校の勉強のようなものと同じように感じて欲しくなかったためです。ですので、宿題を与える時は「ここのページお家でやってみる?」と生徒さんに聞き、本人がやりたいと言った時にだけ勧めるようにしました。ですが、それでも滅多にテキストの宿題をさせることはありませんでした。

ですが、私たちが生徒さん一人一人に勧めていたある事があるのです。それは、"日記を書いてくる事"です。次回来るまでに必ず一つ、何か日記を書く事をお話しました。高校生以上であれば、英語で書くことを指導しましたが、お子さんには日本語でも、絵でも何でもいいことを教えました。

日記を書くというのは、非常に大切だと思うのです。日記に使う表現は、普段自分が使う言葉であったり表現の仕方なのです。英語で日記を書くと、今自分が使いたい表現にどういう英語が必要なのかが分かります。これも、教科書の英語ではなく、実際に使える英語を習得するための練習になるのです。英語で日記が書けない子供達でも、日本語や絵でその日にあった事柄を記帳することで、次回のレッスンの時に、その時の様子を日記にそって楽しくお話してくれます。そして、その自分で完成させた日記から、英単語を練習したり、簡単な会話表現を学ぶことで、生徒さんがより関心を持つ事が出来るのです。なぜなら学習の中心が自分の日記だからです。そして、大抵の生徒さんの日記は楽しかった日の日記であることが多いのです。家族でピクニックに行ったとか、動物園に出掛けたなど、楽しかった思い出を話しながら、英語が学べるので、集中できないお子さんの関心を一気に向けることが出来たのです。楽しかった事だと、得意になって話をしてくれますので、本人も大満足なのです。

皆さんも英語で日記を書いてみてはいかがでしょうか?日記を書く事は気持ちの整理にも繋がりますし、日々の感謝やモチベーションを高める機会にも繋がります。私も日記を付け始めてから、生活の質が良くなりましたよ。是非英語、または日本語で、始めてみてはいかがでしょうか?

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ライタープロフィール

シャイロさん/女性/年齢:20代/カリフォルニア在住/日本・アメリカで舞踊家として活躍。伝統芸能伝承を目標に子供達のためのワークショップに努める傍ら、趣味でモデルやライター活動もしています。