エコツーリズムのすすめ
旅による環境破壊を防ぐ(エコツーリズムのすすめ)を紹介します。

エコツアーの問題点

2016/01/08

最近注目されているエコツーリズム。エコツアーを実践する国が増えています。エコツアーを行う事による環境への悪影響は様々ですが、ここでは、その中で代表的とされるエコツアーの問題点をあげていきましょう。

CO2が増える
住んでいる場所から遠ければ遠いほど、CO2を排出します。たとえばエコツアーの聖地コスタリカに行くためには、一日以上時間をかけて、大量のCO2を排出します。国内旅行でも本州以外の場所に行くには飛行機を利用する必要があります。飛行機は新幹線や船と比べてもCO2の排出量が高いです。エコツアーだろうと普通のパッケージツアーだろうと、飛行機を利用する時点で問題なのです。

生態系を壊す
観光客は様々な悪影響をもたらします。ガラパゴス諸島を訪ねる時には、フルーツや野菜、植物の持ち込みはとても厳しく禁止されています。外来生物が土地の生態系を壊すことを恐れているためです。人間は自然を簡単に壊す力を持っています。例えばアリを道端で捕獲して数軒先の空き地で逃がしても生態系を壊す可能性があるそうです。エコツアーに参加したらガイドの指示があるまでは植物に触ったり、引っこ抜いたりしてはいけません。またプラスチック、紙などの人工的なゴミは、よく観光客が捨てて行きます。エコツアーで訪れる地域は、手付かずの自然が残っているところが多いので、観光客が増えればそれだけ直接的にダメージを受けます。

自然が破壊される
観光客が安全に見学できるように、森林が切り崩され歩道や車道が造られたり、山に階段や手すりが造られます。野山に人間が踏み込めば花々や昆虫などを知らず知らずのうちに犠牲にします。生態系を狂わす危険性もあるので、希少価値のある動植物を失うことにつながる可能性もあります。また野生の動物が人間に慣れると警戒心がなくなり、様々な問題を引き起こすことになります。

一方で地域住民は観光客の確保にばかり必死になるので、自然をないがしろにする傾向があります。集客を期待してリゾート開発が進められていると、大規模な自然破壊が行われます。こうなるともうエコツアーとは言えませんが、それでもエコツアーだと言い張る人々がいます。

特に手つかずの豊かな自然が残る発展途上国のエコツーリズムは、慎重に取り扱っていくべきです。地域住民は経済的な利益だけを求めてリゾートホテル建設などを進めようとします。エコツーリズムは名前だけで商業主義に走り出す危険性があります。環境破壊が進むと、結局のところ見所がなくなり観光客は減少します。ツーリズムと環境保護とのバランスを保って行くことは困難であり、その成功例は少ないのが現状です。

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ライタープロフィール

MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。