セブ島恋愛&結婚のガイダンス
セブ島恋愛の注意点、恋愛の第一歩、メリット、デメリット、国際結婚の準備、結婚のセレモニーなどを紹介します。

セブ島国際結婚のセレモニー

2013/07/15

フィリピンには日本のような結婚式場がありません。ビーチリゾート・教会・市役所の挙式が一般的で、松竹梅のコースになっています。

ビーチリゾートで結婚式を挙げた友人がいて、娘と一緒に参列する事ができました。リゾートにはセレモニー専用のスタッフが居て、100パーセント希望を叶えてくれます。観光地を走る馬車を借り切り、花やバルーンで飾り立て、ゆっくりとリゾートに向かいます。リゾート内に入るとレッドカーペットのバージンロードがあります。薔薇の花のアーチをくぐりながら、来賓により米や花びらの祝福を受けます。参列者は100名ほどで、抜けるような青い空と海をバックにした景観が魅力です。

神父さんによる挙式がはじまります。セレモニーはスペイン語でまったく判りませんでした。「オポ」ハイ!は覚えておきましょう。セレモニーは1時間ほど掛かり、全員立ちっ放しです。誓いの言葉・指輪交換・ケーキカット・誓いのキッスと、あまり日本と変わりません。神父さんのセレモニーが終わると、新郎新婦の紹介があります。新婦の紹介は兄弟がおこないましたが、新郎の紹介は私に任されました。

私は英語よりもフィリピン語の方が得意で、二人の出会いや成り染めに就いて話しました。続いて、市長や区長のスピーチ、恩師のスピーチ、友人のスピーチと続きます。

海に浮かぶ小さな船から花火が3発あげられ、祝宴の開始となります。料理はバイキングスタイルで10種類以上並び、アルコールは禁止です。一番の人気が豚の丸焼き、大きな豚が2頭そのままの形で置いてあります。コックが中華包丁で無造作にブツ切りすると、数十分で骨だけになりました。宴の最後に花嫁がブーケを投げます。受け取る資格があるのは成人で独身者だけです。花嫁が後ろ向きになりブーケを投げたら、飛びすぎて私のところに来てしまい無意識のうちにキャッチしてしまいました。

「もう1回やり直ししましょう」といったら、皆から笑われてしまいました。

後で新郎に「予算はいくら位だったの?」と聞いたら全て込みで10万円も掛かっていないそうです。超安い!

教会での結婚式は、厳かに執り行われます。フィリピンではカトリックとプロテスタントがあり、新郎の洗礼が必要になる場合もあります。セレモニーはビーチリゾートと同じ進行ですが、祝宴は自宅や親戚の大きな家で行います。朝から家族総出で料理を作り、手作りの暖かい祝宴になります。が!大音響のカラオケが始まるとディスコに早代わりし、山積みのビールケースが空になっていきます。1時間もすると酔っ払いだらけで、延々と深夜まで続きます。

市役所での結婚式は、市役所内の弁護士に結婚証明書を書いてもらう手続きだけになります。結婚式を挙げるお金がなく、衣装のレンタルもできない庶民のセレモニーです。

日本の結婚式場の予算があれば、夫婦の新居を購入できます♪

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ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。