フィリピン語学留学(英語)・小学&中学編
「フィリピン小学校の豆知識」「義務教育について」「日本とフィリピン・教育の違い」「必要な手続き」などフィリピン語学留学・小学&中学編を紹介します。

一番悩む義務教育に就いて

2012/11/08

日本の小学校と中学校は義務教育です。フィリピンのエレメンタリーとハイスクールも義務教育です。私としては英語での学習環境を整えることで、将来国際的な社会人になって欲しいと思う気持ちがあります。反面では、日本の高校や大学への進学を希望する場合の、対応に悩むこともあるのです。

フィリピンのエレメンタリーに入学するの場合は、入学に必要な手続きを行ない滞在VISAと就学許可証の更新を繰り返す事で、卒業するまで就学する事ができます。途中からエレメンタリーに留学する場合は日本の成績証と学年の修了証書、パスポートを用意し。英文に訳すだけで留学できます。私の場合は、英文に訳さなくてもOKでした。しかし、日本の小学校には教育委員会を通じて退学・転校書類を提出しなければなりません。日本の小学2年生を終了してから留学する場合は、グレート3に留学する事になります。

フィリピンのグレート3を終了して日本に帰国する場合はグレート3の終了証を提出すると小学4年生に編入できますが日本に帰国した友人の子供は、フィリピンの終了証に関係なく年齢で編入されたそうです。

小学校の場合はフィリピンも6年生ですから、1年ごとの相互留学でも問題は有りませんがハイスクールは4年制なので悩んでしまいます。日本の中学校は3年制で、卒業すると高校に進学できます。高校も3年制で、卒業すれば大学に進学できます。しかし、フィリピンのハイスクールは4年制になっています。フィリピンでは、ハイスクールを卒業すると大学に進学できますがハイスクールを卒業しても日本の大学に進学はできません。ハイスクールは日本の中学校とみなされるのです。

娘に日本の高校を希望するならば中学3年に編入する方がダイレクトで高校受験できると話し合いました。娘は躊躇う事なく「私はハイスクールを卒業して、日本より2歳早く大学に行きます」と答えました。悩んでいた私の判断ではなく、娘の希望に任せればよかったのです。ホッとため息を零しながら少し吹っ切れた思いがしました。すると娘が指を折りながら「あと卒業して就職するまで6年だね、お父さん」と言います。

え!就職するまで、後6年もフィリピンで頑張らなくちゃいけないの!ホッとついた溜息が、フ〜ッという溜息に変わりました。

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ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。