フィリピン語学留学(英語)の基礎知識
「留学先の選び方」「語学留学に必要な書類」「語学留学に必要なVISA」などフィリピン語学留学基礎知識を紹介します。

フィリピン語学留学(英語)の基礎知識について

2012/10/12

日本、韓国、台湾、中国から一番近い英語圏はフィリピン共和国です。其々の国や地域から、3時間ほどのフライトでフィリピンに到着します。東南アジアやアラブ諸国からも近く、旅行者も合わせると年間延べ400万人に達します。フィリピン語学留学の地域は限られ、首都マニラ近郊、そしてセブ島が最も多く受け入れています。

現在フィリピンへの渡航は、30日までVISAの必要がありません。パスポートの残り日数が滞在日数を差し引いて半年以上ある事と、帰りの飛行機チケットを持っている事が入国の条件になります。旅行代理店が英語体験ツアーとしてパッケージ販売している場合は、旅行として扱われるのでSSP(就学許可証)は必要ありません。しかし、民間の英語スクールでは短期であってもSSP(就学許可証)を取得する必要があります。

フィリピンの公立、私立などのスクールへ留学する場合もSSP(就学許可証)が必要になります。SSPとは、スペシャル・スタディ・パーミットの略で「就学する為の許可証」になります。

長期的に語学留学をする場合は、VISAの更新や在留届が必要になります。パスポートの有効期限が切れる前であれば、在フィリピン日本領事館や駐在官派出所で更新する事ができます。本格的に1年以上留学する小学・中学・高校の場合は、一度休学届けか退学届けを出してフィリピンの学校に転校するスタイルになります。学校の成績書や現地人の保証人など、いくつかの書類が必要になります。

フィリピンは、全科目を通して平均点以下の成績だと落第になります。フィリピンでは、中学と高校を合わせてハイスクールと言い、日本の6年制より短い4年制になっています。大学生が留学する場合は、姉妹・業務提携があれば様々なメリットを受ける事ができます。フィリピンでの就学実績が、そのまま日本の大学に反映される大学もあります。事前に在日フィリピン大使館で正規留学VISAを取得する必要があります。

英語のスキルアップをしたい社会人の方には、聴講生制度を設けている大学がお勧めです。大学の単位や学位を習得する事はできませんが、好きな科目を通じて英語の授業を受ける事ができます。

フィリピンの語学留学は、VISAの面でも、留学の環境や手続きの面でも、一番優遇されているエリアと言えます。

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ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。