フィリピン語学留学(英語)・聴講生編
「聴講生について」「聴講生のメリット」「聴講生の資格」「聴講生の滞在費」などフィリピン語学留学・聴講生編を紹介します。

聴講生の滞在費

2012/11/27

フィリピンの語学留学で必要な滞在費を算出してみました。受講料は前払いが殆どなので、衣食住と雑費について説明いたします。

衣食住を一番簡素化するには、大学内の寮を利用する事です。キャンパスや通学範囲に寮を設置している大学が多く、電気ガス水道料金も込みになっています。1人部屋と2人部屋があり、ユニット式のシャワートイレが完備された部屋もあります。

寮には、掃除、洗濯をしてくれるヘルパーがいて、必要な時に料金を支払うと代行してくれます。朝食、昼食、夕食、夜食にも対応し、生活用品を扱っている売店も完備されています。寮費は大学周辺地域の物価に左右され、都市部が高く、地方は安い傾向になっています。1人部屋の賃料は月額25000ペソ(5万円)2人部屋で月額18000ペソ(36000円)寮で全て食事をしても、月額6000ペソ(12000円)くらいが標準です。一番安全で快適なスペースと考えれば、初心者に最もお勧めしたい寮生活です。

アパートを借りて生活する場合は、結構大変な事も多いですが社会勉強になり、ネイティブの文化と慣習を肌で感じる事もできます。大学の周辺には学生用のアパートが結構建ち並んでいますが、日本のように不動産屋はありません。4ROOMRENT・4HOUSERENTと紙に書いて貼ってあるのが物件になります。

4ROOMRENTは、比較的大きな家の空き部屋を貸す「部屋貸し」の事です。スペース貸しはベッドに小さな机を置くだけで、月額500ペソ(1000円)からあります。1ルームを貸す場合は広さによって値段が違い、12平米で月額1000ペソからあります。1ルームは学生にとって高額になり、2人から3人で共同使用する事もあります。大学の寮と比べるとかなりの割安感になります。

4HOUSERENTは、アパートメントハウスと1軒家が対象になります。アパートメントハウスは、1階がダイニング、リビング、シャワー&トイレ2階がマスタールームとゲストルームの2LDKが標準です。住み心地は軽快ですが、隣人によって最悪の環境になる事もあります。特に反日感情の強い住人や宗教の違いに苦労した経験があります。月額6000ペソから1万ペソ以上と価格帯に違いがありますが新築が一番高く、年代の古い建物が安くなっています。敷金が1か月分、前家賃が1か月分の計2か月分で入居できます。

私の現状で滞在費を計算すると、家賃3500ペソ(1DKアパート)電気1200ペソ、水道250ペソ、食費6000ペソインターネット1000ペソ、教材とサークル活動費1000ペソ、交際費3000ペソ合計で16000ペソ(32000円)ほどになります。

2ヶ月ごとの滞在VISA更新料が交通費合わせて4000ペソ掛かります。食費、サークル活動費、交際費で1万ペソは大工の3倍、運転手の2倍にあたる月収です。使いすぎですが、お金を持っていない学生が多いので仕方がありません。

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ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。