フィリピン語学留学(英語)・聴講生編
「聴講生について」「聴講生のメリット」「聴講生の資格」「聴講生の滞在費」などフィリピン語学留学・聴講生編を紹介します。

聴講生について

2012/11/16

フィリピン語学留学で、シニア、フリーランス、リタイアメントの方に人気があるのが特定枠で募集している大学の聴講生制度です。留学の難しい試験や審査もなく簡単な手続きで語学の習得と専攻科目の授業を受ける事ができます。

私の住むフィリピン共和国ネグロス州ドマゲッティ市には大学の敷地が市の半分以上を占めるシリマン大学があります。普通科の4年制大学、大学院、医学、法学、美術、音楽、建築など様々な学科を設置しています。交換留学制度を利用して、日本、韓国、中国、欧米、インドネシア、シンガポールなど世界中の姉妹校や提携校から語学留学にやってきます。

フィリピン共和国では、全国の公立や私学の大学に聴講生制度がありホームページでガイダンスを閲覧する事ができます。欧米の大学院に入学する為、TOEFLスコアを取得したい方。ビジネスのグローバル化に適応する為の、英語キャリアを修得したい方。早期リタイアで英語圏に住みたい方。フリーランスの仕事をしながら、海外で生活したい方。若い時に時間がなく、学びたかった授業を受けられなかった方に人気があります。

聴講生の資格は、日本の高卒及び大卒の能力と基礎英語の知識、そして面接が必要になります。聴講生として受け入れられると、修学許可・滞在許可のVISAを更新するだけで永住する事も可能になります。日本でのキャリアや趣味を活かした学科の選択が可能で若い世代と一緒になって、青春を謳歌する事もできます。

聴講生には、VISA優遇制度の他にも、携帯やネット通信、交通機関などの学割もあり年齢に関係なくメリットを受ける事もできます。一般的な試験や、全国統一テストは受験する事ができません。また、大学の単位を取得する事もできませんので、卒業もありません。つまり、聴講生はVISAの更新を続ける事で、生涯学習ができる環境にあります。

私は芸術・音楽科の聴講生になりましたが毎日がサークル活動のようで、1年もあっと言う間に過ぎてしまいました。音楽用語は世界共通で授業も判りやすく、共有する部分が多いので意思の疎通も簡単でした。ただし、授業現場では講師がボスで学生がメインです。ボスを引き立てながら、決して前面に出る事がないように目配り、気配り、心配りが必要になります。

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ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。