カリフォルニアってどんな所?
アメリカ人の男性と結婚しカリフォルニアで生活しているシャイロさんが、現地の様子を紹介します。

実は奥が深い?!女子必見なアメリカンケーキ

2015/10/30

世界各国どこに行っても、女性が大好きなのは、やっぱりスイーツ。中でもケーキは、スイーツに無くてはならない存在ですよね。私自身もケーキが大好きです。

日本でよく食べていたケーキはというと、王道のショートケーキや、チーズの香りがたまらないベイクドチーズケーキなどが大好きでした。甘い物は別腹という言い訳を使いながら、ケーキの食べ放題にも通う程のケーキ好きでした。

ですが、ここアメリカ・・・ケーキやスイーツ類が「甘い」いや、「甘すぎる」と言うのは良く耳にしていました。大好きなケーキが思う存分食べられないなんて・・・とっても残念な気持ちで渡米しました。

渡米して間もなく、おそらく翌日であったでしょうか。甘い物が大好きな私は、直ぐにケーキを試しにベーカリーへ行きました。そこで目にした伝統的なアメリカのケーキの数々は、とても可愛らしく、目で楽しむというのに相応しいものでした。アメリカでは、パイや、何層にも重なってデコレーションが施してあるレイヤーケーキと呼ばれるものが多いです。そして、その種類の多さには驚きます。パイだけでも、何十種類とあるのでケーキ選びに一苦労です。

結局は、2種類のケーキを購入しました。ココナッツクリームパイと、バナナクリームパイです。どちらも似た様なものですが、ココナッツとバナナは両方外せない存在で女子心をくすぐられてしまいました。お味はというと、「甘い・・・でも癖になる。うん、美味しい・・・。」

確かに日本の物と比べれば甘いのですが、ココナッツの食感と、バナナの甘い香りと甘過ぎない生クリームが絶妙で、そこにパイのサクサク感がマッチし、一口食べる度に癖になりました。その後も、様々なパイを試しましたが、やはり私のお気に入りは、ココナッツクリームパイと、バナナクリームパイです。

アメリカのケーキは、バターを使わないものが殆どです。アメリカのケーキの多くは植物油を使います。バターは、もともと固形物ですよね。ですから冷蔵庫に入れるとケーキも固くなってしまいます。ですがオリーブオイルなどの植物油を使うアメリカのケーキは、日にちがたってもしっとりとした食感を楽しめるのが特徴です。経済的でもありますしね。私も、最近は砂糖を減らしたレシピでレイヤーケーキをつくるのですが、油は米油かココナッツオイルで代用しています。その方がうんとヘルシーですし、焼き上がりもしっとりフワフワ感が長持ちするのですよ。

アメリカのケーキは、見かけよりも奥が深いです。追求してみると案外面白いですよ。甘いからと言って馬鹿にしたものじゃないのです。

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ライタープロフィール

シャイロさん/女性/年齢:20代/カリフォルニア在住/日本・アメリカで舞踊家として活躍。伝統芸能伝承を目標に子供達のためのワークショップに努める傍ら、趣味でモデルやライター活動もしています。