カリフォルニアってどんな所？: アメリカ人の男性と結婚しカリフォルニアで生活しているシャイロさんが、現地の様子を紹介します。

まさにアメリカならではの○○なレストラン

2015/10/08

よく行くメキシコ料理のレストラン

やはり私は日本人ですから、アメリカに住んでいると日本食を食べたくなります。アメリカの多くのレストランは、日本人が食べるとびっくりするような量であったり、味の濃さであったりします。カリフォルニアにはメキシコ料理のレストランが非常に多く、私達夫妻も大好きなので、メキシコ料理店にはよく足を運びます。チーズやチリビーンズがたっぷり詰まったブリドーや、トルティーヤに巻いて食べる大盛りのファジータは私の大のお気に入りで、お腹いっぱい楽しんでいます。

ですが、こういったものばかり食べていると、余計に和食の繊細なお料理が食べたくなります。「繊細な」というのは、残念ながらこの国では無理なのかもしれません。日本人のオーナーが経営している日本食レストランでさえ、アメリカ人のニーズに合わせた濃くボリュームのある味付けになっているお店が多いです。それには残念ですが、要は自分で作ればいいのです。日本のスーパーはありますので、そこで材料を買い揃えれば大抵の日本食は作れます。私も和食が食べたい時にはできるだけ自分で作るようにしていますよ。

ですが、こちらの方に観光でいらした方にとって、滞在中に日本食が食べたくなったら、なかなか自分で料理することは難しいですよね。そこで、そんな観光客でいらっしゃる方にお勧めしたい日本食のレストランがあります。

それは、鉄板焼きのお店なのですが、そこへ行くとアメリカに来た気分にもなれてしまうんです。そのお店は、チェーン店でいくつか店舗を構えていらっしゃるようですが、シェフが各テーブルに一人ずつ付き、お客さんの前で調理してくれるといったスタイルです。メニューは、焼きそばからステーキなどの肉類や、魚介類、いわゆる鉄板で作れるお料理です。勿論、お寿司なんかもあります。ここのお店の何が魅力的かというと、シェフのお客さんを楽しませようとするテクニックの数々が凄いんです。包丁を投げたり、空中に放り投げた料理を同時に綺麗に数枚のお皿に盛りつけるなど、マジックのようなアクロバティックさ溢れるテクニックでお客さんを魅了するのです。各テーブルからは歓声が湧き上がっています。本当に楽しく食事ができますよ。

このようなエンターテイメントが充実しているレストランに、是非一度は足を運んでみてください。日本ではなかなか出会えないような感覚に感動することでしょう。五感を全て使って楽しんでみてはいかがでしょうか。お勧めです！

ライタープロフィール

シャイロさん／女性／年齢：20代／カリフォルニア在住／日本・アメリカで舞踊家として活躍。伝統芸能伝承を目標に子供達のためのワークショップに努める傍ら、趣味でモデルやライター活動もしています。