カリフォルニアってどんな所?
アメリカ人の男性と結婚しカリフォルニアで生活しているシャイロさんが、現地の様子を紹介します。

おもてなしの日本が思わず懐かしくなる瞬間〜自由な国のスタッフ達〜

2015/10/20

アメリカ生活をしていて、一番日本とのギャップを感じてしまうのがスタッフの姿勢です。「お・も・て・な・し」の心で知られる日本からやって来た私にとっては、アメリカのスタッフのどうでも良さには、言葉にもならずに、ただただ唖然としてしまう瞬間が多くあるのです。

よくあるのが、スーパーの店員に商品の場所を聞いた時に「私は、知らないわ。違う人に聞いてみて。」と言われ、そしてまた他の人に尋ねると「私は知らないわよ、他の人に聞いてみてちょうだい。」と全く同じような返事を返され、結局は永遠と一人で店内を彷徨う羽目になってしまうのです。

ある日、モールで靴を購入した際のことでした。私は黒のパンプスを探していましたが、私のサイズは22.5と、アメリカでは大変小さなサイズですので、店員に同じデザインで22.5のサイズがあるかどうかを尋ねました。22.5センチはアメリカだと、サイズ5〜5.5のサイズになります。店員は、片方の靴を私に差出し、履いてみるようにいいました。早速履いてみるとジャストサイズでしたので、迷わずそちらを購入することに決めました。

そして、購入後・・・何となく買った靴をチェックしてみようと開けてみると、何と中には左右異なったデザインの靴が入っているではありませんか。しかもサイズ5と、サイズ6の異なるサイズなのです。まだモール内にいる内に確認して幸いでした。直ぐに買った店の店員に靴を持って行きました。すると、「あなたが、間違ったサイズの靴を私に手渡したのよ。うちは、返金しません。」と、逆ギレ。それに私は、間違ったサイズの靴は手渡していません。その場で試着して自分にピッタリだった靴を直接店員に手渡していますから、間違えたのは店員の方なのです。明らかに間違いを認めようとしない店員。これには驚きました。返金はいいから、せめて同じデザインで同じサイズのものに取り換えて欲しいとお願いしたのですが、そんなものは無いとまたまた逆ギレです。こうもなれば普通であれば、店側のミスですから返金は当たり前ですよね。そこを逆ギレしてしまう訳ですから、かなりの強気です。

幸い私は主人と一緒でしたので、主人がマネージャーと話がしたいといい、電話越しに会社のマネージャーと話をつけてくれました。こういう時に日本人の私では、圧力負けしてしまいますが、アメリカ人の主人がいてくれると本当に助かります。結果、無事に返金してもらえましたが、未だにあの店員の態度にはショックが大きいです。何と言うか、一種のカルチャーショックでしょうか・・・。

日本のおもてなしが、懐かしいです。日本人の親切心・笑顔・接客は本当にトップクラスですね。心から日本を誇りに思います。皆さん、今日も一日お仕事お疲れ様です。

関連記事
ライタープロフィール

シャイロさん/女性/年齢:20代/カリフォルニア在住/日本・アメリカで舞踊家として活躍。伝統芸能伝承を目標に子供達のためのワークショップに努める傍ら、趣味でモデルやライター活動もしています。