みんなの五つ星旅行記
なんて旅は良いんだろう。思い出に残ったとっておきの旅行記を紹介します。

オーストラリア/超ラッキーな「ビジネスクラス」体験

2010/12/12

海外旅行は、いつもエコノミークラスです。ビジネスクラスを支払って乗る余裕など、とてもありません。

しかし一度だけ、そのビジネスクラスに乗ったことがあります。2001年春、オーストラリアのブリスベンに向かう時です。

でも、ビジネスクラスを予約したわけではありません。当然ながら、予約したのはエコノミークラスです。しかし、予約の「ダブルブッキング」が起こったとのことで、関空のJTBカウンターで渡された航空券はビジネスクラス。でもその時はまだまったく気付いていませんでした。

チケットの"異変"に気付いたのは、いざ飛行機に乗り込んで自分の席を探し始めた時です。当然のごとく、エコノミークラスに向かい、自分のシート番号を探したのですが、どこにもありません。「やばい、自分はオーストラリアに行けないかもしれない」などと不安になり、近くにいた客室乗務員にチケットを見せると、飛行機前方、カーテンがしてある向こうのビジネスクラスに連れていかれて、やっと気付きました。「お客様のチケットは確かにビジネスクラスですが、ダブルブッキングだったようです。シート番号はこちら(ビジネスクラス)なので、どうぞお座りください」

思いがけないハプニングにしばし呆然、うれしくともなかなか事態を飲み込めませんでした。そして、ビジネスクラス専門の男性の客室乗務員が来て、ワインリストやら高そうなウィスキーやらを持ってくるのですが、実はお酒がまったく飲めない自分、この時ほど後悔したこともありません。機内食も、エコノミークラスとは違い、テーブルクロスを敷かれ、半ばフランス料理店のフルコースのようでした。

何よりよかったのが、シートの広さです。前や横の座席との窮屈さはまったくありません。クッションや毛布も2個、3個といくらでももらえそうな感じです。さらに、トイレもファースト・ビジネスクラス専用で、混雑していません。

夜行便だったのですが、あまりのうれしさでつい興奮して、2時間ほどしか寝られないまま、ブリスベンに到着してしまいました。以後、何度も海外に行っていますが、いまだこのハプニングには遭遇できていません。

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ライタープロフィール

AKIさん/女性/年齢:30代/大阪府在住、自己紹介:日本と世界を旅しています。好きなモノは、ご当地グルメ・スポーツ観戦・空港・鉄道・歴史・温泉など。大きめのバイクにも乗ります。海外のサーキット行脚もライフワーク。